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来日も決定したローレン・デスバーグの4年ぶりの最新作「Out For Delivery」待望のLP化!
バークリー音楽院でグレッチェン・パーラトに師事し、そのグレッチェンがプロデュ―スした『Sideways』(2012)でデビュー。その後ポップ・ヒットを軽やかに解釈し、より幅広い音楽性をアピールした『21th Century Problems』(2015)、翌年にはブルーノート東京で初来日公演と、今後が注目されていたシンガー、ローレン・デスバーグの4年ぶり最新作「Out For Delivery」が待望のLP化!
ローレン・デスバーグのようなセンスを持ったUSのジャズミュージシャンは他にいない。ジャズとネオソウルやアンビエント的なR&Bなどの要素が融合しているのはよくある手法だが、彼女はそこにノスタルジックなジャズやポップスの雰囲気を加える。それはエイミー・ワインハウスが持っていたようなセピア色のヴィンテージ感だったり、ヴァレリー・カーターみたいな70年代風だったり、いろいろなものを想起させる。ジャジーだし、フォーキーだが、ソウルのフレイヴァ―もある。ただ、彼女の音楽はそう言ったものすべてを内包したポップソングなんだと思う。そこにはクリス・バワーズやブラクストン・クックが持ち込む最新のサウンドも組み込まれている。
Text 柳樂光隆 (Jazz The New Chapter)
■2017年CA パサディナ録音
プロデュース:ドリュー・オブザ・ドリュー
ローレン・デスバーグ(vo)
クリス・バワーズ(p)
ブラクストン・クック(sax)
ベンジャミン・J.シェパード(el.b)
ラッセル・ホール(b)
ジョナサン・バーバー(ds)
アンドリュー・レンフロー(g)
LAUREN DESBERG / ローレン・デスバーグ
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