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水のようにゆるやかにしなやかに。
台湾インディー・ミュージック・シーンの有望株が日本デビュー。
DSPSやザ・ファーなどミレニアル世代の良質なバンドが数多く輩出されている台湾インディー・ミュージック・シーンからまた新たな才能が登場。台北出身のインディー・ポップ・バンド、ホァン・ホァン(緩緩)がデビュー・フル・アルバムをリリース。
アジアのみならず欧米でも成功を果たしたパイオニアであるサンセット・ローラーコースター(落日飛車)など先達から影響を受けたホァン・ホァンの音楽は、ポスト・ロック、シューゲイザー、ドリーム・ポップ、エレクトロニック・ミュージックなど様々な要素を柔軟に昇華させたもの。しかしこのデビュー・アルバムでは、初期のポスト・ロック/シューゲイザー・サウンドからよりスロウでフォーキーなサウンドへと変化しています。ヴォーカリストのココ・シャオの透明感のあるヴォーカルによって英語と中国語で歌われる、ぬくもりとやさしさに溢れるドリーミーなフォーキー・ポップ。台湾ではホァン・ホァンの音楽は「都市生活における日々の微かな癒し」と表現されていますが、「緩緩」というバンド名のように、そのゆるやかなホァン・ホァン・サウンドで日常の不安や恐怖を取り除いてくれるようです。
国内盤ボーナストラックとして、2019年にリリースされたEP『Charlie』より「Indiepop」を収録。
HUAN HUAN / 緩緩