●1996年に発売され、翌年にビル・ベリーが脱退したことにより、R.E.M.にとって最後のスタジオ・レコーディング作品となった。長年のプロデューサーであるスコット・リット(『グリーン』、『アウト・オブ・タイム』、『オートマチック・フォー・ザ・ピープル』、『モンスター』)との5回目のコラボレーションとして、このアルバムは、映画のようなイメージ、不協和音、心に残る効果に満ちた新しい音のテクスチャーを試みている。プラチナ・セールスを記録したこのタイトルには、シングル「Electrolite」、「EBow the Letter」(Patti Smithをフィーチャー)、「Bittersweet Me」が収録されており、R.E.M.のスタジオ作品としては最長の65分に及ぶ総収録時間となっている。長年カルト的な人気を博し、バンド・メンバー自身がR.E.M.の記録したカタログの中で最も優れたアルバムの一つに挙げている。