2,420円(税込)
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●完全未発表のボーナストラック2曲を追加収録
(日本盤限定 / ボーナストラックもTaylor Deupreeがマスタリングを担当)
THE SEA AND CAKEのデビューから30年以上が経ち、ソロアーティストとしての活動も25年以上となったSAM PREKOPによる待望の新作ソロアルバム。米シカゴの名門インディーレーベルThrill Jockeyからのソロアルバムとしては、80年代日本のニューエイジやアンビエント作品、90年代のミニマル・テクノの名盤にインスパイアされた2020年の『COMMA』以来5年振りとなる。また、ピッチフォークのBEST NEW MUSICに選出された2022年のJohn McEntireとのデュオアルバム『SONG OF』や、独デュッセルドルフの電子音楽家Stefan Schneiderが主宰するレーベル「TAL」から発表されたソロ作『THE SPARROW』からは約3年振りのリリース。
録音はSAM PREKOP自身、ミックスはTHE SEA AND CAKEのメンバーでもあるJohn McEntireが担当。マスタリングは現行のアンビエント・シーンで絶大なる信頼を得ていて、坂本龍一とのコラボレーションでも知られる、12k主宰のTaylor Deupreeが手掛けている。ジャケットに使用されている写真、およびバック・カバーやレーベル面に使用されているドローイングは、SAM PREKOP本人によるもの。
『SONG OF』で実践されたリズム重視の構成を取り入れ、彼のインスト作品としては最もリズミカルで、彼の本質でもあるメロディーのセンスはより研ぎ澄まされ、複雑かつ繊細なサウンドながら、かつてないほどポップな仕上がりに。2025年5月に米サンフランシスコでアンビエントの巨匠にして生ける伝説、 Laraajiとのツーマン公演を行なっており、この公演に向けて作られた楽曲も本作に収録されている。
SAM PREKOP / サム・プレコップ
英ロンドン生まれ、米シカゴ育ちのサム・プレコップは、80年代後半よりShrimp Boatのメンバーとして注目され、1993年のShrimp Boat解散後にThe Sea and Cakeを結成。1999年にはThe Sea and Cakeの活動と並行し、ジム・オルークのプロデュースによる初のソロ・アルバム『Sam Prekop』をリリース。2005年にはジムを除く、1stソロ作と同じ録音メンバーによる2ndソロ・アルバム『Who's Your New Professor』を発表する。初回盤が本人の手描きジャケットのCDであった2010年の『Old Punch Card』以降のソロ作は、モジュラー・シンセサイザーを主体とするインストゥルメンタル・アルバムをリリースしてきており、2015年にはアルバムの前半が映像作家のDavid Harttの同名のヴィデオ・インスタレーション用のスコアとして制作された『The Republic』(Pitchforkの「Overlooked Records 2015」の20枚に選出)を発表している。Thrill Jockeyからの5枚のソロ・アルバム以外には、2012年に制作・公開された映像作家Tim Suttonによる映画『Pavilion』のスコアを手掛けており、2013年にブルックリンのFactory 25より映画のDVDとアナログ・レコードのサントラ盤が同梱された作品が発表されている。2017年にはASUNAが主宰する8cm CD専門レーベル「aotoao」の名物コンピレーション・シリーズ『Casiotone Compilation』の第7弾に参加。2019年にはジョン・マッケンタイアとのコラポ曲「Kreuzung」をポーランドのDon't Sit On My Vinyl!よりリリース(シュテファン・シュナイダーのMapstationとの10インチの限定66枚のスプリット・レコード)している。2020年1月にはデジタル配信のみでMute Gospel(メンバーの一人Mike BoydはThrill Jockeyのスタッフ)とのスプリットEP(各2曲づつ収録)を発表している。音楽家としてだけでなく、画家、写真家としても注目されており(20007年にはPRESSPOP INC.よりCD付の初の写真集『PHOTOGRAPHS』を発表している)、過去のThe Sea and Cakeやソロ作は勿論、本作『Comma』のジャケットに使用されている写真や絵画もサム本人が手掛けている。
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