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解説:野木 央
マディ・ウォーターズのバック・ギタリストとしてキャリアを積み、数多くのシカゴ・セッションに参加する重鎮、ジミー・ロジャースによる1984年録音のアルバム。バックには、ハーモニカの名手、ロッド・ピアッツァとマイティフライヤーズ。ギターにはジュニア・ワトソンが参加。ジミー・ロジャースのソロ作品はあまり多くないだけに貴重なアルバムだ。自身のヒット曲「シカゴ・バウンド」のセルフカヴァーを初めディープなシカゴ・ブルースを聴かせる強力作。
【ブルース名盤再発掘シリーズ Blind Pig 編】
“ブルース名盤復刻シリーズ”は、1970年代後半から90年代の見逃しがちなブルースの名盤を日本語解説付きで再発掘するシリーズ!50~60年代のシカゴやテキサス・ブルース全盛期以降にも隠れた名盤は数多く存在するのだ。そこで、1977年にミシガン州デトロイトにほど近いアン・アーバーに設立され、これまで多くの著名なブルース・アーチストたちの名盤をリリースしてきた老舗レーベル、Blind Pig が保有する強力作を、まずは数か月にわたりナイス・プライスで一挙放出。第一弾の2013年1月は、シカゴ・ブルースを支えた(全員がマディ・ウォータースのバックを歴代努めてきた)ハーモニカの巨人たちの名盤5タイトルをラインナップ。
JIMMY ROGERS / ジミー・ロジャース