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これは、何?……そう問いかけてくれる音楽がいったいどれほどあるのか?ZENI GEVA やAcid Mothers Temple等で世界に知られる怪物ギタリスト、タバタミツルが産み落としたギラギラと光る謎玉は、大好物の「歌」に正面から対峙した解答不在の大問題作。いやいや、これは巨大で親しみやすい極上のサイケデリア! これまでほとんどのソロ作品を氏の自宅での多重録音(ちなみにタバタは未だ8トラ・オープンを用いた多重録音マニアである)で制作してきたわけだが、本作はAcidMothers Temple の河端一をプロデューサー/エンジニア/ギタリスト/ご飯係に迎え、吉田達也をマスタリング・エンジニアに起用して制作された1枚。信頼する河端の掌の上で、気負いなく音楽家としての自身のルーツに対峙したことによって、他のどんなソロ作品よりも優しく、そしてポップスの耳でも十二分に楽しめる作品に仕上がっている。中でもM-2 に配置された「月の石」の真摯なアシッド・フォーク感、M-7「海の藻くず」の力強いギター・ワークに支えられたたおやかな世界観、M-4「アハー(ウフーン)」(なんというタイトルだ!)のクリアなトーンは、これまでのタバタのパブリック・イメージとは異なる、美しくも優しき音楽と言えるだろう。ただ、彼らしい毒が効いたユーモアに満たされたM-1「世界最古のヤクザ」やメタル系のパーカッションとギター・スライドに彩られたM-3「気分はショウニ!」、そして出色の出来とも言えるM-5「殺しのライセンス」等々、オッサンの底力を否が応にも見せつけてくれる。
タバタミツル : Vocals, Electric Guitars, Guitar Synthesizers, Acoustic Guitars
河端一 : Electric Guitars, Hardy Gurdy, Synthesizers, Sitar, Maracas, Vocals.
タバタミツル