4枚目のスタジオ・アルバムとなる本作は、プロデュースとミックスはブリット・ポップの名プロデューサーであるエド・ブラーが担当。バズコックスのピート・シェリーが"Love a loser"にバッキング・ヴォーカルで参加しています。名盤として名高い1~3作目に比べて比較的知名度が低い本作ですが、ストレンジ&キュートな彼女たちの魅力は些かたりとも衰えていません、それどころかこの時代ならではのオルタナ感覚が加味された、良い湯加減の傑作と言えるでしょう。リズムパターンがめちゃくちゃカッコいい"Babydog"は、ブレンダ・レイにも通じるUKフィメール・ニューウェーヴ・レゲエの傑作曲だと思います。