入荷♪マニック・ストリート・プリーチャーズ通算14作目、前作から3年ぶりとなるスタジオ・アルバムをリリース!

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2021.09.10

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 イギリスを代表するロック・バンド=マニック・ストリート・プリーチャーズ。彼らの通算14作目、前作から3年ぶりとなるスタジオ・アルバム『The Ultra Vivid Lament』。アルバムの発売に先駆けて公開されたマニック・ストリート・プリーチャーズらしさ全開の新曲「オーウェリアン」についてメンバーはこうコメントしている。「この曲は意味を主張する戦い、議論の中で文脈が消されていくこと、デジタル・プラットフォームによって引き起こされるファクション(注:事実とフィクションを織り交ぜた作品のこと)の矛盾という圧倒的な感覚が永久に続く文化戦争に繋がることについて語っている。音楽的にはABBA、ジ・アソシエイツでのアラン・ランキンの威厳あるプレイ、トーク・トークの「イッツ・マイ・ライフ」にリンジー・バッキンガムのギター・ソロを入れたようなものを彷彿とさせるね。アルバムの導入としては音的にも歌詞的にも理想的な気がしたんだ」。
 
アルバム収録の11曲は、静かな激情と崇高でたまらなく魅力的な曲を完璧な形で融合させている。これらの要素は、オープニングの日本人にとっては興味深いタイトル「スティル・スノーイング・イン・サッポロ」のアンビエントなハミングから、躍動的な「ザ・シークレット・ヒー・ハド・ミスト」における、ウェールズ出身のアーティスト姉弟グウェン&オーガスタス・ジョンの架空の会話を想定した攻防あるデュエットまで全体にわたっている。 前作『レジスタンス・イズ・フュータイル』からの決別を告げる今作は、マニック・ストリート・プリーチャーズのアルバムとしては初めて、ギターよりもピアノで当初の着想を得た作品。レコーディングは2020年から21年にかけての冬、長年のコラボレーター、デイヴ・エリンガ(ザ・フー)と共にウェールズ・モンマスのロックフィールドと、彼らがニューポートに所有するドア・トゥ・ザ・リヴァー・スタジオで行われ、その後デヴィッド・レンチ(ブロッサムズ、フランク・オーシャン、アーロ・パークス)がミキシングを手がけた。本作収録曲の「ザ・シークレット・ヒー・ハド・ミスト」にはジュリア・カミング(サンフラワー・ビーン)、「ブランク・ダイアリー・エントリー」にはマーク・ラネガンと、ゲスト・ヴォーカリストが2人参加している。
コロナ禍のためバンド史上最長のライヴ活動休止を余儀なくされたが、9月から新作を引っ提げて14日間にわたる全英ツアーを予定している。その前には既に発表されているフェスティヴァルへの出演もある。新作のリリース、そしてライヴと、マニック・ストリート・プリーチャーズの再始動に注目だ。

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