孤高のアーティスト"NICK CAVE"の世界に迫る傑作音楽ドキュメンタリー!2月7日(土)新宿シネマカリテでレイトショー!ディスクユニオンでは明日1/29(木)から一部店舗でステッカー付き映画鑑賞券のお取り扱い開始!

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2015.01.28

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NICK CAVE / 20,000 デイズ・オン・アース

虚構と現実を行き交い、

孤高のアーティストの世界に迫る傑作音楽ドキュメンタリー!

批評サイト、ロッテントマトにて97%の高評価を獲得
全米BOX OFFICEスクリーン平均No.1
2014年サンダンス映画祭ワールド・シネマ ドキュメンタリー部門 監督賞&編集賞 W受賞
2014年ベルリン国際映画祭 正式出品作品


◆CAST / 出演
ニック・ケイヴ / カイリー・ミノーグ / ブリクサ・バーゲルト
◆STAFF / スタッフ
監督:イアン・フォーサイス&ジェーン・ポラード / 製作:ダン・ボーウェン / 製作:ジェームズ・ウィルソン


nickcave-movie.com
twitter: @NickCave_Movie
facebook: NickCave.Movie

2015.2.7 (sat) レイトショー!
特別鑑賞券¥1,500(税込) 絶賛発売中!(当日一般¥1,800)
新宿シネマカリテ
JR新宿駅東南口GAP並び NOWAビルB1F
qualite.musashino-k.jp
03-3352-5645
全席指定・入替制

ディスクユニオンでは一部店舗でステッカー付き映画鑑賞券をお取り扱い開始!
また、NICK CAVE関連商品をお買い上げのお客様に先着でステッカーを差し上げます!
関連商品に関しましては各店舗スタッフにお尋ね下さい。
※WEBでは鑑賞券のお取り扱いはございません。また、NICK CANE関連商品をお買い上げいただいてもステッカーは付きません。ご了承下さい。

お取り扱い店舗
★お茶の水駅前店
★新宿本館6F

※チケットのお取り置きはお断りさせていただいております。予めご了承下さい。





◆INTRODUCTION / イントロダクション

音楽と映画、著述の世界を駆け抜ける魔術師のような才人、“ニック・ケイヴ”という生き様。

メタリカ、アークティック・モンキーズ、レディオヘッドなど、多くのミュージシャンが影響を受けたと公言する、パンク以降のロック界が生んだもっとも多彩な才能を持った危険な存在がニック・ケイヴだ。
オーストラリアに生まれ、ザ・ボーイズ・ネクスト・ドアから、バースデイ・パーティを経てソロとなり、激しくテンションの高い伝説的なパフォーマンスでカルト的な人気を確立。多くのアルバムをリリースし、ミュージシャンとして高く評価されているが、同時に「キング・インク」を始めとした詩集や小説「神の御使い」を発表し作家としての才能も開花させていく。映画への参加や楽曲提供も多く、ヴィム・ヴェンダース監督の『ベルリン・天使の詩』(87)、ブラッド・ピッドの出世作『ジョニー・スエード』(91)では俳優として、ジョン・ヒルコート監督の『欲望のバージニア』(13)では脚本と音楽を担当し、カンヌ国際映画祭にコンペティション部門で上映、ジョージア映画批評家協会賞で主題歌賞を獲得した。
本作はそんな彼の生誕20,000日目を見つめるという形式を取り、心理学者ダイアン・リーダーによるインタヴューを万華鏡のように自在に織り交ぜ、ニックがどのような人生を送り、何を考え、その唯一無二の発想の裏にどんな秘密が隠されているのかを明らかにしていく。
劇中には、彼の人生に大きな影響を与えた人々が登場する。かつてデュエット曲が大ヒットを遂げ、ニックの名を世に知らしめるきっかけを作った歌姫、カイリー・ミノーグ。そして、バンドの創設メンバーであったノイバウテンのブリクサ・バーゲルトなど。彼らは映画という“フィクション”の中で、積年の思いをぶつけ合い“現実”の会話を交わしていく。そんなドキュメンタリーとフィクションが交錯する斬新な演出方法も見所の一つだ。そして、ファンならずとも胸を打たれるのはクライマックスに訪れる、圧巻のライヴシーン。激しく、情熱的なそのパフォーマンスは、ニックがたどってきた人生を物語る過去のアーカイヴ映像と巧みにコラージュされ、観る者をさらに感動的な体験へと誘っていく。本作は彼の脳内を覗くような興奮と刺激に満ちたスリリングな傑作だ。

◆CAST / 出演



ニック・ケイヴ

57年生まれ、オーストラリア出身。70年代に同級生であったミック・ハーヴェイ(G)、フィル・カルヴァート(Dr)らと共にザ・ボーイズ・ネクスト・ドアを結成、メルボルンを中心に本格的に音楽活動を開始する。80年にロンドンへ拠点を移し、バンド名をザ・バースデイ・パーティへと改名すると、そのダークでゴシックな世界観とサウンドが注目を集め、UKでカルト的人気を得る。81年のアルバム『プレイヤーズ・オン・ファイアー』、そして続く82年の『ジャンクヤード』は批評家を中心に高い評価を受け、ニック・ケイヴの名を一躍世界に広めた。
83年にザ・バースデイ・パーティが解散を迎えると、その後いくつかのバンド活動を経て、84年にニック・ケイヴ&ザ・バッド・シーズを結成。84年、ニックを中心に、ミック・ハーヴェイ(Dr)、ブリクサ・バーゲルト(G/アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン)、バリー・アダムソン(B/マガジン)、ヒューゴ・レイス(G)というラインアップで制作されたデビュー・アルバム『フロム・ハー・トゥ・エターニティ』をリリース、様々な有力媒体から絶賛を浴びる。
以来数々のメンバー・チェンジを経ながらもコンスタントにアルバムを発表、作品ごとに着実にその評価を高めてゆく。96年には、カイリー・ミノーグやPJハーヴェイなどがゲスト参加した『マーダー・バラッズ』を発表。このアルバムに収録された、カイリーをフィーチャーしたデュエット・シングル「Where the Wild Roses Grow」は世界各国でトップ・チャートにランクインするスマッシュ・ヒットとなり、バンドとして最も成功を収めたシングルとなる。
現在までにニック・ケイヴ&ザ・バッド・シーズとして通算15枚のスタジオ・アルバムを発表。初期のベルリン、ハンザ・スタジオでの先駆的なセッションから最新作に至るまで、力強く冒険的な作品を作り続け、最も高い評価を受ける現役バンドの一組として、レディオヘッドやメタリカ、アークティック・モンキーズ等幅広く多くのアーティストに影響を与える。13年の最新スタジオ・アルバム『プッシュ・ザ・スカイ・アウェイ』は全英3位/全豪1位/全米29位を獲得し、彼のキャリア史上最も高いチャート結果を残した作品となる。また2006年からはウォーレン・エリス、ジム・スクラヴノス、マーティン・ケイシーとともに新たなプロジェクトであるグラインダーマンを始動、2枚のスタジオ・アルバムを残している。
映画への参加や楽曲提供も多く、ヴィム・ヴェンダース監督の『ベルリン・天使の街』(87)、ブラッド・ピットの出世作『ジョニー・スエード』(91)では俳優として、ジョン・ヒルコート監督の『欲望のバージニア』(13)では、脚本と音楽を担当し、カンヌ国際映画祭にコンペティション部門で上映された。また著書には小説「神の御使い」や詩集「キング・インク」がある。




カイリー・ミノーグ

68年、オーストラリア出身。19歳という若さで音楽シーンに爆発的な勢いで登場し、チャート上位の常連として数々のアワードを受賞するだけでなく、ファッション・アイコン、デザイナー、起業家、女優、慈善家としての顔を持つカイリー・ミノーグ。88年発売のデビュー・アルバム『ラッキー・ラヴ』が1位を記録し、イギリスでのセールスが200万枚を超えた初めての女性ソロ・アーティストとなり、記録的な数字を残す。カイリーの最初の功績は、1987年にリリースしたカヴァー曲「ロコモーション」がオーストラリアのシングル・チャートで7週連続1位を記録し、1980年代のオーストラリアの音楽シーンにおいて最大のヒットとなったことに始まる。それから現在に至る20年以上の間、イギリスのラジオで最もプレイされた女性アーティストに認定されたのだ。
時代を超えて音楽界を牽引するアーティストとして、今までに11枚のオリジナル・アルバム、2枚のライヴ・アルバム、8枚のライヴDVD、ベスト・アルバムをリリースし、50枚ものシングルを全世界でリリースをし、変動の多い音楽業界で素晴らしい功績を残してきたカイリー。デビュー・シングルから13作連続でイギリスのチャートTOP10にランクインした記録は当時カイリー以外成し遂げておらず、現在では、46作がイギリスのチャートTOP10にランクインしている。そして、カイリーの舞台はコンサートのステージに限らず、映画、ファッション、美容の分野へと進出していく。映画『ストリートファイター』(94)に出演、バズ・ラーマン監督の映画『ムーラン・ルージュ』(01)では“アブサンの妖精”の役として登場した。
13年には、ジェイ・Z率いる「ロック・ネイション」とマネージメント契約を交わし、世界中で新たな嵐を巻き起こすため、また始動する。



ブリクサ・バーゲルト

59年生まれ。ドイツ・ベルリン出身。ニック・ケイヴと同様にミュージシャン、詩人、作曲俳優、パフォーマーなど様々な分野で活躍するアーティスト。80年、ベルリンで結成されたインダストリアル・ミュージックの代表的バンド、アインシュテュルツェンデ・ノイバウテンの中心的存在として名高い。アインシュテュルツェンデ・ノイバウテンの音楽は身近にある様々な物を使って金属音を打ち鳴らし、電気ドリルを楽器にしてしまうなど、アバンギャルドで暴力的なノイズサウンドを構築していた。数々のアルバムで評価されているが、85年の日本ツアーの模様などを収めた、石井聰亙監督作品『ハルバー・メンシュ:半分人間』は、日本を含め世界中でカルト的人気を誇っている。
盟友であるニック・ケイヴのバンド、ニック・ケイヴ&ザ・バッド・シーズでは創立メンバーとして参加し、ギターやボーカルを務めていたが、自身の活動に専念するため03年に惜しまれながら脱退した。日本にはノイバウテン、およびバッド・シーズでの来日の他に、『記憶の執行』の公演で95年に、またアルヴァ・ノトとのプロジェクト、ANBBとして11年に来日している。

◆STAFF / スタッフ



監督:イアン・フォーサイス&ジェーン・ポラード

フォーサイスとポラードは、90年代にロンドンのゴールドスミス・カレッジでファインアートを学んでいるときに出会った。世界中の博物館や施設が彼らの作品を収集している。彼らはデヴィッド・ボウイがジギー・スターダスト名義で行った最後のパフォーマンスを、25年後に忠実に再現して批評家の絶賛を浴びた「A Rock’ N’ Roll Suicide」など、コンテンポラリー・アートの中に再演の手法を用いた先駆者であり、文化的に興奮みなぎる瞬間を再現する作品で有名になった。
パフォーマンスや音楽は彼らの活動で重要な役割を果たしており、シドニー・オペラ・ハウスでスコット・ウォーカーと共に行ったサウンド・インスタレーションや、スピリチュアライズドのジェイソン・スペースマンとのサブリミナル・サウンドの実験、ベン・ドリュー(プランB)が初めてカメラの前でパフォーマンスをしたビデオアート作品、そしてもちろん現在進行中のニック・ケイヴとの仕事など、様々なコラボレーションへとつながった。
フォーサイスとポラードはコラボでのみ活動し、決して単独活動はしないが、決まった役割分担があるわけではない。「クリエイティヴな活動に取り組んでいる時は、内なる対話は少し退屈で、少し不安定で、時には身勝手で、傷つきやすいものになりがちです。他人と一緒に密接に活動すると、その雑音をかき消してくれると同時に、自分の信念のために戦わなければならなくなります」とフォーサイスは言う。「そして、お互いに鼓舞し合います。大胆になれるし、コラボレーションの魅力ともいえるスピードがあります。私を燃え上がらせるもうひとつの頭脳ができるのは、とてもエキサイティングなことで、新たなものの見方を教えられます。お互いの本能がピッタリはまれば、間違いありません」。そしてもし意見が一致しなければ、いつも付箋で注意書きがなされる。「ほかのすべてのことに失敗したら、無記名投票を行うんです。それが我々の同点決勝への対処法です」とポラードは言う。「いつもうまくいきますよ」

製作:ダン・ボーウェン

制作会社パルス・フィルムズのエグゼクティブ・プロデューサーであるダン・ボーウェンは、2011年以来、同社の音楽と自社ブランドコンテンツ部門を統括してきた。マルチ・カメラのコンサート映画でキャリアをスタートさせた彼は、マムフォード・アンド・サンズのコンサート・ドキュメンタリー映画『The Road to Red Rocks』(13)のプロデューサーとしてグラミー賞にノミネートされている。イギリスのバンド、テイク・ザットのドキュメンタリーで、プレミア放映時に700万人が視聴した「Look Back, Don’t Stare」(10)もプロデュースしたほか、パラマウントが全米配給した『ケイティ・ペリー パート・オブ・ミー3D』(12)を共同製作。エグゼクティブ・プロデューサーとして、ローラ・マーリン、アークティック・モンキーズ、フォールズ、ブラー、ナズなど様々なアーティストの幅広いプロジェクトを監督している。

製作:ジェームズ・ウィルソン

ウィルソンはジョナサン・グレイザー監督作『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』(11)、ソフィー・ファインズ監督作『The Pervert’s Guide to Ideology』(12)、ジョー・コーニッシュ監督作『アタック・ザ・ブロック』、ジェームズ・マーシュ監督作『キング 罪の王』(05)のプロデューサーで、エドガー・ライト監督作『ショーン・オブ・ザ・デッド』(04)ではエグゼクティブ・プロデューサーを務めた。サセックス大学とアメリカン・フィルム・インスティチュートで学んだ後、フォックス・サーチライト社とフィルム4社でプロダクション・エグゼクティブとして映画のキャリアをスタートさせ、『セクシー・ビースト』(00)、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(00)、『NO FUTURE: A SEX PISTOLS FILM』(00)、『ラスト・キング・オブ・スコットランド』(06)、『戦争のはじめかた』(01)、『ニル・バイ・マウス』(97)、『アイス・ストーム』(97)、『The Low Down』(00)、『フル・モンティ』(97)などを手掛けている。

© 2014 Pulse Films Ltd. / The British Film Institute / Channel Four Television Corporation.

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