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”LATIN / JAZZ WITH NEW YORK VIBE”をレーベルのキャッチに挙げるZOHOは文字通り、NYのヴァイブレーションを伝えてくれるレーベル。本拠もNYにおくだけあって、またおそらくは、売り込み音源ではなく、レーベル側が主導で動いていることが想像されるところが面白いです。
本作はプエル・トリコ出身のピアニストの注目初リーダー作。この人、才能有り!です。ドン・バイロンにダヴィッド・サンチェス、ミゲル・ゼノン、という中米出身の実力者を従えてのサウンドはラテンのリズム、そして、NYを拠点として進化しつづけるM-BASEを越えた変拍子が、ゾクゾクするほどスリリング。ドラマーはこの作品まではあまりチェックしてなかったのですが、97年にMINOR MUSICからリーダー作をリリースしている人。なんとデビッド・キコスキ参加、という作品で、そのあたりからも、このドラマーが変拍子を得意とすることも感じられて実に興味深く、ドリュー・グレスとのコンビでのリズムは変化に富みつつ完璧にキマりまくっています。フロント陣のソロもツボをついて刺激!!
上記メンバーに加えて、スティーヴ・ウイルソン、グレッグ・ターディの名前が並ぶのも、そのコンセプトの象徴といえましょう。メンバーもNYの主流派と、ラテンの混合チームとなっています。おっと・・主役。ピアニストはリリカルなピアノも印象的。特に3曲目に聴く詩的なイントロにはそのセンスを感じさせられます。実は近頃では、あのマンハタン・トランスファーのジャニス・シーゲルのピアノ及びアレンジも担当している人でもあるのですよね。NY録音作品様々あれど、いわゆる何とか派に属さない本来のNYの一面を確実に伝えている一作としてこれは濃い一作です。
■EDSEL GOMEZ(p.arr),DON BYRON(cl),DAVID SANCHEZ(ts),GREGORY TARDY(ts),STEVE WILSON(as)
EDSEL GOMEZ / エドセル・ゴメス