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レーベル
DRAMATIST RECORDS
国(Country)
JPN
フォーマット
CD
規格番号
DRSE2013
通販番号
1006022720
発売日
2014年01月25日
EAN
4988044930452
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商品詳細情報

「生と死と残像と残響と・・・」
定岡弘将(ds)率いるセロニアスモンク大学の1stリリース!

目には見えないし、耳では聞こえないが。時空には音が犇めき、永遠を笑いいなすように残響は蠢き溢れ返っている。それを演奏家が全身全霊を尽くし、やっとの思いで音を分断し塞き止め間を作る。音は断ち切れそこは休符になる。この時に音は音楽たりうるのだろう。その無音然とした「間」にこそ音楽の本質はあるといっても過言ではない。かつて勝新太郎は「芸事で大事なのは間なんだよ、間は魔物の魔に通じる」と言っていたが、然りである。つまり音楽の本質は間にあり、間は魔であり、言い換えれば音楽の本質は魔に息づくわけで演奏家はそこまで足を踏み込まなければ音楽家とはなりえないのではないだろうか。セロニアスモンク大学のリーダーで、ドラマーであり、また音の編集にも深く関わり、このアルバムのプロデューサーでもある定岡弘将が自らを音楽家として表出させた活動における一歩である。全曲即興演奏で録音され、四人が同時録音したのがSOKKYOと題され、各自個別に録音し編集作業で構築されたのがEMSEMBLEである。音楽は演奏家の手だけでは不完全なものであり、聴き手の中でそれは実を結ぶべきであるという理念の元に完成されたEMSEMBLEは編集作業に於いてもさまざまな試行錯誤がなされたという。そして定岡が作詩とボイスを担当した二曲、「無音の庭」と「siki」があり、「無音の庭」では上に書いたような音楽の本質が息づく魔、間を意識した曲で、また「siki」はボイスとドラムを多重録音し、さらに編集作業で解体、再構築したという力作になっている。しかしそれも聴き手の中で再解体されてまた構築される為の綻びを作る為の作業でしかなかったという。その他にLONGTONEがあり、各曲1分もないこの曲こそ分断された音の欠片をそのまま記録しただけのようでありながら、大小強弱という音の性質以上の何かが感じ取れ、このアルバムの魔ということになるだろう。演奏家から音楽家への孵化、もしくは葬列か。全12曲の即興音楽膝栗毛。

<セロニアスモンク大学>
定岡弘将(ds, voice) , 當村邦明(ts) , 関谷友加里(p), 畠山令(b)

セロニアスモンク大学
2010年秋に定岡から「モンク好きっすか?モンクだけやるバンドしませんか?」と唐突にメールがメンバー三人に送り付けられたことから結成。当初はセロニアスモンクの楽曲のみを演奏していたが、モンク楽曲の強靭なるメロディの前にある時信条としていた「天国のモンクを躍らせる為のアレンジ」を断念屈服降伏し、即興演奏へ逃げ込むもアンサンブルという新たなる壁の前で自問自答を繰り返し、独自の音楽性とアンサンブルの手法を見出した。それには音楽以外からの影響が多く、内村光良のショートコントへの理念や勝新太郎の監督作品や宮沢章夫の文章や演劇等多岐に多岐に多岐に渡り、それも全て定岡の癖である雑食性と無意味な深読みによるところが大きい。異能のジャズバンド。関西にて活動中。

 

ソングリスト

  • 1. 無音の庭
  • 2. SOKKYO 1
  • 3. EMSEMBLE 1
  • 4. SOKKYO 2
  • 5. LONGTONE 1
  • 6. SOKKYO 3
  • 7. SOKKYO 4
  • 8. LONGTONE 2
  • 9. siki
  • 10. LONGTONE 3
  • 11. EMSEMBLE 2
  • 12. SOKKYO 5