伊藤寛康は1994年から2014年まで、世界に名を知られた日本のサルサ・バンド、Orquesta de la Luz(デ・ラ・ルス)に在籍し、その間ワールドツアーで世界中を周り、海外のトップミュージシャンと共演を果たした。サンタナとの共演はその最高峰に位置付けられるだろう。またグラミー賞にノミネートされるという快挙を果たしたデ・ラ・ルスのアルバムにも参加。
カバー曲ではラテン・ジャズのスタンダード、プエルトリコの名ピアニスト、Noro Morales(ノロ・モラレス)の作品でTito Puente(ティト・プエンテ)もカバーしている「Maria Cervantes(マリア・セルバンテス)」、メキシコを代表する女性作曲家、Maria Grever(マリア・グレベール)の名曲「Cuando vueluva a tu lado(クアンド・ブエルバ・ア・トゥ・ラド)」などラテン音楽ファンには馴染みの深い曲に加え、ジャズ・ピアノの奇才Carla Bley(カーラ・ブレイ)の名作Lawns、日本の童謡赤とんぼのジャズ・バラード・アレンジなどジャズ・ファンも納得の内容に仕上がっている。