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ウィーンに生まれたヘブラーが最も得意としていた、モーツァルトのピアノのための変奏曲集です。わが国では《キラキラ星変奏曲》として知られるK.265の主題は当時パリで流行したシャンソンで、変奏曲の主題に度々用いられていました。弟子の教材用に作曲された技巧的にも易しい曲ですが、変化に富む素朴な愛らしさに溢れています。ヘブラーを代表する名盤のひとつ。 (資料提供:タワーレコード)

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)

[1] 〈ああ、お母さん聞いて〉による12の変奏曲 ハ長調 K.265(300e) 13:08
(《キラキラ星変奏曲》)
12 Variations on the French Song "Ah, vous dirai-je Maman" in C major, K.265 (300e)

[2] サリエリの〈わが愛しのアドーネ〉による6つの変奏曲 ト長調 K.180(173c) 8:20
6 Variations on "Mio caro Adone" by Salieri in G major, K.180 (173c)

[3] パイジェッロの〈主よ、幸いあれ〉による6つの変奏曲 へ長調 K.398(416e) 6:45
6 Variations on "Salve tu, Domine" by Paisiello in F major, K.398 (416e)

[4] ボドロンの〈私はランドール〉による12の変奏曲 変ホ長調 K.354(299a) 18:09
12 Variations on "Je suis Lindor" by Baudron in E flat major, K.354 (299a)

[5] グラーフのオランダ語歌曲〈われら勝てり〉による8つの変奏曲 ト長調 K.245: 50
8 Variations on a Dutch Song "Laat ons juichen, Batavieren!" by Graaf in G major, K.24

[6] オランダ語歌曲〈ヴィレム・ファン・ナッサウ〉による7つの変奏曲 ニ長調 K.256: 36
7 Variations on a Dutch Song "Willem van Nassau" in D major, K.25

【演奏者】
イングリット・ヘブラー(ピアノ)
Ingrid Haebler, piano

録音: 1975年11月3-9日、12月2-9日 アムステルダム、コンセルトヘボウ