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2014年7月11日に76歳で他界した偉大なるジャズ・ベーシスト、チャーリー・ヘイデン。その多大なる影響力は彼が亡くなった際SNS等で飛び交った数多くの弔文からも窺われました。
彼を偲んで、NAIMレーベルの数タイトルから厳選したタイトルに日本語解説と帯を付けた仕様でリリース。第1弾としてこの8月に発売したのが、『ザ・プライヴェート・コレクション』と『ナイトフォール』でした。それに続く第2弾として2タイトルを発売します。
チャーリー・ヘイデンは1937年8月6日に、アメリカ・アイオワ州で生まれました。10代よりベースを弾き始めた彼は、1957年からロサンジェルスにてアート・ペッパー、ハンプトン・ホーズ、デクスター・ゴードン、ポール・ブレイといった音楽家とセッションを行うようになり、59年にはオーネット・コールマンのカルテットに参加し広くその名が知られるようになりました。その後60年代にはキース・ジャレットやカーラ・ブレイと活動を共にし、70~80年代には“ファースト・コール・ミュージシャン"として様々なセッションに参加。オーソドックスな4ビートからフリー・ジャズ、フュージョンまで幅広い活躍をみせました。さらに2000年にはパット・メセニーとの共作アルバム『ミズーリの空高く』でグラミー賞最優秀ジャズ・インストルメンタル・グループを受賞するなど、トップ・ベーシストして最高の栄冠を手にしました。そんな栄冠も、音楽や人々に対する深い愛情を表すかのような暖かみのあるベース・プレイがその根本にあったから手に出来たのでしょう。
『ハートプレイ』は、イタリア出身のギタリスト、アントニオ・フォルチオーネ(1960— )とのデュオ作品で、2006年にカリフォルニアで録音されました。アントニオはジャズだけでなく、フラメンコやブルース、さらにはインド音楽まで、様々なジャンルに精通したヴァーサタイルなプレイが魅力。一方チャーリーが残したギタリストとのデュオ作品と言えばパット・メセニーとの『ミズーリの空高く』を思い浮かべますが、ここでの雰囲気はそれに近く、アクースティックな弦の鳴りを最大限に引き出した音響処理、そしてジャズ、ブラジル、フラメンコ、クラシック…など様々なジャンルの要素を感じさせる多彩なアレンジが大変魅力的です。一部ではアントニオ自身の最高傑作とも評され、さらにはチャーリーによるデュオ・アルバムの最高峰作品とも目される本作だけに、ファンであればマストでおさえておきたい1枚と言えるでしょう。
CHARLIE HADEN & ANTONIO FORCIONE / チャーリー・ヘイデン&アントニオ・フォルチオーネ