ベートーヴェン: 交響曲第5番 & 第6番

FRANZ SCHALK フランツ・シャルク

  • CD
  • 新品在庫なし
  • (注文は可能/1ヶ月未入荷の場合キャンセルのご案内を致します)

2,934円(税込)

※5,000円(税込)以上買うと送料無料!新品でも中古品でもOK!

レーベル
KK-USHI
国(Country)
JPN
フォーマット
CD
規格番号
KSHKO45
通販番号
1006686269
発売日
2015年05月15日
EAN
2299990057164
  • LINE

  • メール

商品詳細情報

フランツ・シャルクとウイーンフィルが果たした初の交響曲録音

エジソンのレコード発明から約50年後に電気録音方式レコードが登場し、その飛躍的な音質改善を追い風にレコードによる音楽ビジネスが本格化しつつありました。しかし、その拠点はニューヨーク、ロンドン、そしてベルリンに限られていて、音楽文化都市ウイーンは、その保守的な風土も影響してこのビジネスに関しては全くの後進地でした。ベルリンフィルによるベートーヴェンの“運命”の録音から遅れること15年、やっとウイーンフィルが3曲のベートーヴェンの交響曲と序曲の録音に踏み切りました。

指揮者はフランツ・シャルク。1863年にウイーンで生まれてウイーン音楽院を卒業し、ヨーロッパ各地のオーケストラの指揮者を歴任して1900年にウイーン国立歌劇場に第一指揮者に就任して1918年から1929年まで音楽監督の地位にあり、それと同時に、彼は1900年にはウイーンフィル(ウイーン国立歌劇場管弦楽団)指揮者にも就任していて1931年に死去するまでその地位にあって、「ウイーン国立歌劇場とその伝統の象徴」とも言える存在でした。ブルックナーを師に仰ぎ、その作品の真価を知らしめる事に率先して粉身砕骨したのですが、より良い演奏効果のために作品に加筆したために“ブルックナーの改竄者”との烙印を押されて、ブルックナー信奉者からは忌み嫌われています。

上記コンビは、“田園”、“交響曲第8番”、“レオノーレ序曲第3番”を1928年に、そして“運命”を1929年に録音しましたが、録音技術の不備と演奏ミスがあったために失敗に終わりました。約2年前に上記の“交響曲第8番”と“運命”、そしてシャルクがベルリン国立歌劇場管弦楽団を指揮したシューベルトの“未完成”を入手し、その演奏のユニークさは後世に残すに値すると考えてKSHKO-35としてリリースしました。そしてそのCDが底を突いた最近、上記セッション録音第1号の“田園”を入手しました。この演奏はウイーン情緒に溢れた秀逸なものであり、先に蘇刻した“運命”が外国の音楽関係者から好評を得ているので、改めてこれら2曲に対してGHA処理によって録音・演奏の不備を修復し、シャルクを再評価していただくためにリリース致しました。 (資料提供:制作者 村岡輝雄氏)

【収録作品、録音年】
1. ベートーヴェン:交響曲第5番 (1929)
2. ベートーヴェン:交響曲第6番 (1928)

【演奏者】

フランツ・シャルク(指揮) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

【制作者紹介・村岡輝雄】
1967年九州大学大学院を終了。日本ビクター(株)研究所・音響情報研究室長、武蔵工業大学・教授、東京大学先端科学技術研究センター・客員研究員を歴任し、現在は日本女子大学文学部・客員研究員。高校時代よりオーディオに取り組み、大学・大学院で電子通信工学を学んで日本ビクター(株)に入社後はプロ研究者に転向。入社後10年以上に亘って録音スタジオやレコード技術部門と連携して音楽録音技術とアナログレコードの研究に取り組み、4チャンネルレコードCD-4の基本設計とレコードカッティング/トレシング歪みの研究で工学博士を取得。殊にスタジオで録音技術習得後は独自の研究によってCMS recordingを開発、非調和周波数解析GHAの研究と併せて学会発表と実践を行なってきた。大学時代から吹奏楽とオーケストラに参加し、業務で修得した録音技術を駆使して200枚を越えるCDを制作して今日に至っている。
             

ソングリスト

  • 1.交響曲第5番ハ短調 OP.67
  • 2.交響曲第6番ヘ長調 OP.68「田園」