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ウルグアイ・ポピュラー史にその名を刻む、カンドンベ・ロック/SSWの名士ハイメ・ロス(ハイメ・ルース)の1983-1992の編集盤。
ヌカ ヌカ ヌーンカ~♪とちょっとブラジル音楽みたいに始まります。体内のリズムにカンドンベが流れているのか、ロックぽさもあるコード感がカンドンベのリズムの文節に合わせた展開をします。いかにも80年代なシンセを思いっきり使う曲がやはり新鮮で目立ちますが、こうして並べるとアコースティックな楽曲にウルグアイの伝統をきちんと受け継いでいるオーセンティシティを感じます。時代のトレンドの波を受けて変化した楽曲の骨格には確かに南米ウルグアイ独特の音楽性があります。そのうえでやはり今聴くとシンセやドラムマシーンを使った曲がエモくて面白いので、やはり電子楽器が彼の何かを解放したのは間違いないと思います。
エドゥアルド・マテオ、ウーゴ・ファットルーソ、ルベーン・ラダあたりは日本でも知名度が上がってきましたが、ハイメ・ロス(ハイメ・ルース)に関してはまだまだ日本語でのまとまった文章もなければ紹介も、作品の取り扱いもすくないです。むこうでの知名度と評価を考えればウルグアイ最後の大物と紹介することもできるほどの国民的なミュージシャンです。昨年からまとまった復刻が進んでいますので、これを機会にぜひチェックしてみてください。
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JAIME ROOS / ハイメ・ロス