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※デジパック
"Family Drug" はGiovanni Di Domenico が創立したトリオ、M(h)ysteria の初めてのレコーディングだ。古典的なオルガントリオのサウンドがありつつも、M(h)ysteria はダークな方向へ突き進む。これはスイングセッションではない。現代の生活での逃れられない緊張感、ストレス、そして漠然としたやるせなさを表現しているのだ。ギラギラと光る未来は私たちを震えあがらせる。楽器の役割はあえて固定させず、メンバーはDi Domenico の作曲した曲のなかで常に流動する。結果は、ジャズのオープン感、プログ・ロックの緻密さ、そして即興の爆発性だ。"Family Drug" によってハモンドオルガンは、「新しく創造性のある音楽づくり」というあるべき位置に立っている。

Giovanni Di Domenico: ピアニスト、作曲家。ローマ生まれ、ブリュッセル在住。Jim O'Rourke、坂田明、秋山徹次、Chris Corsano やArve Henriksen とは普段からコラボしている。レーベル Silent Water の創設者。

Laurens Smet: ベーシスト、作曲家。ベルギー、アントウェルペン出身。アントウェルペン芸術大学を卒業後、ベルギーのみならずヨーロッパのフリージャズシーンの重要な人物となる。Ifa y Xango、Bambi Pang Pang、Boelheart、Laurens Smet' Antwerp Stock Trade など複数のプロジェクトに取り組む。

Jakob Warmenbol: ドラマー。アントウェルペン芸術大学ではTeun Verbruggen と共に音楽の研究をした。十代の初めから音楽活動をしており、現在はLeksak、Ridiculum とThe Unrevealed Society のメンバーであり、Greg Cohen、John Hollenbeck やJoachim Badenhorst などの様々なアーティストとの共演も果たしている。

Giovanni Di Domenico: Hammond organ
Laurens Smet: Electric bass
Jakob Warmenbol: Drums

Tracks 1) and 3) composed by Giovanni Di Domenico, track 2) composed by M(h)ysteria

Recorded in Studio Grez, Brussels, in september 2015
Recorded, mixed and mastered by Giovanni Di Domenico
Artwork and design by Simon Fowler

(新譜案内より)