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※紙ジャケット
定岡弘将(ds)率いるセロニアスモンク大学の2nd album!
圧倒的に個性的で独創的なモンクスミュージック、ここに現れたり!
「これだけやりゃ、天国のモンクだって踊ってんだろう!」
2015年春の録音から約二年をかけて、リーダーの定岡自らの手で音源編集をした。その間、「キメラ音楽」と「異形のモンクスミュージック」という言葉はひと時も脳裏を離れることはなく、まさにその想いが音だけでなくそのアートワークも含め見事に形になり、冒頭の一言が溜息のように漏れた。
MONK SIDE15曲、SOKKYO SIDE13曲の全28曲の、過去を振り返っても最先端のシーンにもどこにも見受けられないセロニアスモンクの新しい解釈である。
モンクの楽曲とは一聴しても分からないほどに換骨奪胎した強靭なアレンジ楽曲と、ことごとく情景が思い浮かんでくるギターとピアノのソロ曲とで構成されており、まるで映画や映像作品のように静と動のバランスに重点を置いた構成になっている。ギターとボイスで野津昌太郎が参加しており、バンドサウンドの世界観を拡張することに一役以上の活躍を果たしている。
SOKKYO SIDEは前作の手法をさらに深化させており、SOKKYOは即興演奏の一発録音、ENSEMBEは各楽器を個別に録音し、ミックスダウンにおいてサンプリングが如くパーツパーツに解体し再構築しており、即興演奏の再作曲と言えよう。音と無音の緊張感が隅々まで張り巡らされており、不穏ながらも濁りのない清らかな音風景を描き出している。
際立ったアレンジによりモンクスミュージックの新たなる可能性を表現し、ミックスダウンによってジャズという音楽の拡大解釈を果たすことに挑戦した大胆な意欲作となっている。
<セロニアスモンク大学>
定岡弘将(ds, voice) , 當村邦明(ts) , 関谷友加里(p), 畠山令(b)
セロニアスモンク大学
2010年秋に定岡から「モンク好きっすか?モンクだけやるバンドしませんか?」と唐突にメールがメンバー三人に送り付けられたことから結成。2014年には1st album「SEMODAI」を発表。その当時はあまりに強靭なモンク楽曲に身も心も挫けてしまい、収録曲は即興演奏のみにも関わらずジャズの本質性があると評価を得た。
そしてようやく「天国のモンクを躍らせる為のアレンジ」を見出し、さらに定岡自らの手による音源編集によってジャズという音楽の拡大解釈の結果、圧倒的に個性的で独創的な「極北のモンクスミュージック」と誇示できる2nd album「SEMODAI 2」を2017年に発表。
音楽性はジャズ以外の影響が大きく、従来のカルテット編成によるアンサンブル形態にこだわらず、リズムとメロディーの関係性の新たなる可能性を追求している。それも全てリーダーである定岡の雑食性と無意味な深読みの癖によるところが大きい。異能のジャズバンド。関西にて活動中。
THELONIOUS MONK DAIGAKU / セロニアスモンク大学