Remembrance

DANNY GRISSETT ダニー・グリセット

ジャズの伝統と現代性の理想的な融合!ダニー・グリセット、SAVANT第一弾!!

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レーベル
SAVANT
国(Country)
US
フォーマット
CD
規格番号
SCD2165
通販番号
1007489283
発売日
2017年10月23日
EAN
0633842216522
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商品詳細情報

2006 年、ヴィセンテ・アーチャー、ケンドリック・スコットとのトリオによる『Promise』でCriss Cross からデビュー!力強く、疾走感にもあふれたモーダルなソロと、歌心あふれるメロディアスな演奏で、存在感を示したダニー・グリセットの最新作!この10 年の間にはCriss Cross から5 枚のリーダー作を出し、トム・ハレルのレギュラー・ピアニストとしても確固たる地位を築き、ウォーター・スミスIII、ジェレミー・ペルトといったアーティストのバンドでも活躍。本作はレーベル移籍第一弾!名門SAVANT での作品になります。


75 年L.A. 生まれ。しかし、この10 年以上、活動の拠点をNY に移してきたグリセットにとって、いよいよ本国NY のレーベルからリリース。しかもベースには朋友ヴィセンテ、ドラムには10 年ほど先輩で、パット・メセニー・グループ他、数多くのグループですばらしいドラミングを見せてきたビル・スチュワート。そして、フロントには、今NY で最も注目を集めるDayna Stephens デイナ・ステファンンズ。正に最高の布陣といえます。


作品の魅力を一言でいえば、ジャズの伝統と、現代性の美しい融合! 00 年代に頭角を現してきたグリセットには、コンテンポラリーなイメージも強いかもしれませんが、各作品では毎回、アメリカン・ソング・ブック/ジャズ・スタンダード、また巨匠が残した名曲を演奏。オリジナルと織り交ぜるのがグリセット流!今回も基本路線は変わらず、一曲目は“ウッディン・ユー”からスタート。ビル・スチュアートが繰り出すアグレッシヴかつ、繊細でツボを抑えたドラミングに、ステファンズのテナーも、グリセットのピアノも快調に繰り出される演奏にはNY のアコースティック・コンテンポラリーの理想的な演奏があります。一方、ワルツに編曲された“プレリュード・トゥ・ア・キス”は、グリセットのピアニストとしての美しさが響き渡り、モンクの“Gallop's Gallop”のような曲では、コロコロとしたスウィング感と不協和音が心地いい演奏。どの曲もこのメンバーならではのスタンダードが魅力的です。


そんな中に織り込まれるオリジナルは、言わずもがなのグリセットの個性を活かしたもの。ローズの音がミステリアスな雰囲気をたたえる曲あり、トリスターノの流れを汲んだブルックリン派の音と、マーク・ターナーあたりの先鋭性が加わったようなサックスをフィーチャーし、ピアノ・ソロがテンション高く渦を巻くように繰り出されるM8“Digital Big Foot”のようなナンバーは正に10 年代の先鋭性を感じさせる演奏となっています。しかし、注目はまたバラード演奏でもあります。ローズをフィーチャーした楽曲の後に、配置された6 曲目のピアノ・イントロは、ハービー・ハンコックが見せるロマンティシズムに通じる美しさ。そして、ラスト曲。“Detour Ahead”はビリー・ホリディの歌唱あり、またビル・エヴァンスの『ワルツ・フォー・デビー』でも演奏された楽曲としてジャズファンの記憶に残る名曲ですが、この珠玉の一曲はトリオで演奏。トツトツとした風合いと流麗なフレーズが絶妙に合いまったピアノ・ソロは正に絶品。最高のラスト・ナンバーで余韻を残して作品は幕を閉じます。伝統的なスウィングから、モード、バラード演奏、現代性が混然一体となった9 曲。現代の才能あふれるアーティストによる最高のアコースティック・ジャズがここにあります。

Danny Grissett(p, fender rhodes=M5), Dayna Stephens(sax), Vicente Archer(b), Bill Stewart(ds)

ソングリスト

  • 1.Woody'n You
  • 2.Lament for Bobby
  • 3.Prelude to a Kiss
  • 4.Gallop's Gallop
  • 5.Renatus
  • 6.Just Enough
  • 7.A Friend Indeed
  • 8.Digital Big Foot
  • 9.Detour Ahead