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レーベル
HIGH NOTE
国(Country)
US
フォーマット
CD
規格番号
HCD7311
通販番号
1007519518
発売日
2017年11月16日
EAN
0632375731120
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商品詳細情報

不動の人気を誇るテナー・サックス奏者、エリック・アレキサンダーの新作!リーダーではハロルド・メイバーンの参加が多かったが、今回のピアノはデヴィッド・ヘイゼルタイン。ジョン・ウェーバー(b)、ジョー・ファンズワース(ds) はおなじみのメンツで、この4 人を含む3 管セクステット“ONE FOR ALL”としても活動しており、気心の知れた間柄である。今回はそこに、ベテラン・トランペッター、ジョン・ファディスが2曲ゲスト参加!また、パーカッショニスト、アレックス・ディアスにも注目だ。

例によってストレート・アヘッドなサウンドだが、スウィングは1 曲のみ。パーカッションが活躍する、ラテンやファンク・ビートが中心となっているのが今作の特徴だ。オープニングはヘイゼルタインのオリジナル。マンボ調のナンバーで、2 管の力強いアンサンブルに、ラテン・パーカッションがよく効いている。アレキサンダーの豪快なブロウに続き、ジョン・ファディスのソロはハイノート炸裂!2 曲目はスティーヴィー・ワンダーの“These Three Words”で、ファディスはミュートを付け、メロウに歌い上げる。この曲ではアレキサンダーがサックスに加えオルガンも弾く。

7 曲目のタイトル曲はセルジオ・メンデス&ブラジル'66 の曲で、ムーディーなサックス、ラテン・パーカッションに加え、ウィンドチャイムの使いどころが何ともオシャレ。また、ジョルジ・ベンの名曲で、セルジオ・メンデスの演奏によって、全世界的にも知られることになった名曲“マシュ・ケ・ナダ”を小細工なしでストレートに演奏する潔さがアレキサンダーらしい。そして本作唯一のスウィング・チューン、8 曲目“Cede's Shack”は、ド直球のジャズ・ブルース!リズムはひたすらスウィンギーに、アレキサンダーはひたすら力強く吹きまくる、熱演!また、ファンク・ビートの6曲目や、ジャズではソニー・クリスのテイクで知られるジミー・ウェッブの“Up, Up and Away” もいい。

2017 年8 月8 日、エリックの父、リチャード・ウェルズ・アレキサンダーが亡くなった。ライナーには父への想いが綴られており、作品への直接的な影響は記されていないが、父への愛が込められた、優しさに包まれた作品になったように感じられる。


Eric Alexander(ts, org 2), David Hazeltine(p), John Webber(b), Joe Farnsworth(ds), Alex Diaz(perc)
with special guest: Jon Faddis(tp 1,2)

ソングリスト

  • 1. But Here's the Thing (D. Hazeltine)
  • 2. These Three Words (S. Wonder)
  • 3. Grinder (E. Alexander)
  • 4. Corazón Perdido (E. Alexander)
  • 5. Mas Que Nada (J. Ben)
  • 6. Boom Zoom (L. Alexander)
  • 7. Song of No Regrets (S. Mendes / L. Hall)
  • 8. Cede's Shack (J. Farnsworth)
  • 9. Up, Up and Away (J. Webb)