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ドイツの重鎮ピアニスト、ヨアヒム・キューンのソロ作が登場!ACT のピアノ・ソロ・シリーズ“Piano Works”第13 弾でのリリース。そもそもこのシリーズはキューンの第1弾から始まり、第9 弾で2 作目(ミヒャエル・ウォルニーとのデュオ。本シリーズでのデュオ作はこれだけ。)、そして今回で3作目となる。今作のコンセプトは、オーネット・コールマンが書き溜めていたメロディをソロ・ピアノのために再構築するもの。キューンとオーネットは1995~2000 年に共演、16 回のコンサートを行い、各コンサートの前にスタジオで10 曲の新曲を作ったそう。そのため、キューンはオーネットと共演していた当時の170 曲もの楽譜と録音を所有する唯一の人物であり、今作の収録曲は“Lonely Woman”以外、作品として発表されたことのない楽曲だという。
オーネットの代表曲“Lonely Woman”から始まる。メロディのひとつひとつの音を噛みしめるように弾くキューンの演奏はどこか物悲しく、オーネットへのレクイエムのようである。続く未発表の楽曲の数々は、ブルースに根付き、讃美歌やゴスペルのようでもあり、シンプルながら美しいオーネットの世界そのもの。そのメロディにインスピレーションを受けたキューンの即興は、時に荒々しく、時に審美的であり、オーネットの世界をキューンの解釈によってさらに展開・発展させていく。なお、ラスト14 曲目のみキューンの楽曲である。
フリー・ジャズのアイコンであるオーネットと、長く共演した偉大なピアニスト、ヨアヒム・キューンの、次元を超えた共演とも言える今作。およそ20 年の時を経てオーネットの楽曲に再び魂が吹き込まれた。
Joachim Kühn (piano)
JOACHIM KUHN / ヨアヒム・キューン