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ウクライナが世界に誇る鬼才ピアニスト、故郷オデッサへの思いを無伴奏ソロで綴る注目作!
★ロシアがウクライナに侵攻したことで、世界中にニュースが溢れかえっています。そうした状況の中、ウクライナ出身の鬼才ジャズ・ピアニスト、ヴァディム・ネセロフスキーが渾身のソロ・アルバムを発表しました。フレッド・ハーシュのプロデュースで話題を集めたSunnyside第一弾『Music for September』から約9年、さらにスケール感を増した彼が、Sunnysideに復帰して今、世に問う渾身の一作です。パット・メセニーやゲイリー・バートンも称賛する才人、ヴァディムのすべてがここにあると言っても過言ではないでしょう。
★ブレジネフ政権下の1977年、ウクライナ南部のオデッサに生まれたヴァディムは、幼少の頃から音楽の才能を発揮し、名門オデーサ音楽院に最年少で入学。クラシック・ピアノに才能を発揮する一方でジャズにも開眼し、ドイツ移住を経て、米国ボストンのバークリー音楽院に入学。ゲイリー・バートンのジェネレーション・バンド(ギター奏者ジュリアン・ラージも在籍)、クレイグ・テイボーンとのピアノ・デュオ、モスクワ・フィルのホルン奏者アルカージー・シルクロペルとの共演、ジョン・ゾーンのプロジェクトへの参加等、さまざまなフォーマットで才能を発揮してきました。
★このアルバム『Odesa: A Musical Walk Through a Legendary City』は、ヨーロッパのあるプロモーターから「オデッサの歴史を、音楽を通じて表現してみてはどうか」と提案されたことがきっかけで生まれました。ムソルグスキーの「展覧会の絵」などにインスピレーションを受けながら約1年にわたって作曲を行ない、氷に覆われた街を描いたM3「Winter In Odesa」、オデッサを代表するモニュメント“ポチョムキンの階段”に因んだM4「Potemkin Stairs」、オデッサ音楽院時代の思い出を綴ったM6「Waltz of Odesa Conservatory」、1941年の“オデッサの戦い”にモチーフを求めたM7「Odesa 1941」、自身のユダヤ・ルーツに迫るリズミカルなM9「Jewish Dance」、“ロシア・ロック”の大御所ヴィクトル・ツォイのコンサートから受けた衝撃を基にしたM11「My First Rock Concert」など印象的な旋律が、次々と綴られてゆきます。
★オデッサやウクライナに住む人々は、何世代にもわたって争いや苦難を目の当たりにしてきました。ヴァディム・ネセロフスキーは、そうした暗闇や障害よりも、自分が生まれた場所の美しさを思い出すことを選び、このアルバムを完成させました。“黒海の真珠”の異名をとる町・オデッサに捧げる、壮大で特別なオマージュをお楽しみください。
■Vadim Neselovskyi (piano)
VADIM NESELOVSKYI / ヴァディム・ネセロフスキー
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Odesa
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