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スティーヴィー・マナーが心地よい究極の現代アーバン・ソウル。EDDIE "SEA" CALDWELLがお送りするラグジュアリーな世界へようこそ!
ソング・ライター兼プロデューサーのEDDIE "SEA" CALDWELLが手掛けるコンセプト・アルバム『THE VELVET LOUNGE』。内容は70年代のラウンジ・ミュージックを目指したとの事。このEDDIE自身が70年代ソウルの徹底したフォロワー、しかもスティーヴィーへの造詣の深さがハンパではないことは耳にすればすぐにわかることで、全編を通してその手の音楽に対する愛情が感じられる。現代のテイストを若干加えながらの極上アーバン・ソウル。単なる真似では無い、究極の現代版アーバン・メロウ・アルバムです。
複数のシンガーを配置しながら進行させていくが、そのスティーヴィー・マナーへの愛情を遺憾なく発揮しているのがGOLDEN CHILDなるシンガーが担当した(1)(3)(8)(13)。そのシンギング・スタイルも勿論完璧。スティーヴィーの新曲といっても通用するクオリティは、ソング・ライターのEDDIEは無論のこと、GOLDEN CHILDのスキルもハンパではない。(13)のメッセージのこもった激しいバラッドも、ただのソウル・アーティストではないといった片鱗をうかがうことが出来る。デュエットも含め最多の全6曲で参加しているSHAUNTIA TOUSSAINTなる女性シンガーの清らかかつソウルフルな声も良く、彼女の唄う「Images」なるスロウのスティーヴィーッぷりもかなりの物。ヨーロッパのモダン・ソウル・シーンとは一味違った、アメリカらしい艶かしさも併せ持った現代版アーバン・ソウル集。現在有りそうでなかなか無いタイプのアルバムかもしれません。これは期待できます。
EDDIE "SEA" CALDWELL / エディー・シー・コールドウェル