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ドン・サルヴァドール2011年ニュー・アルバム!! 60年代のブラジル・ジャズ・ボサ・ノヴァの香りを知る、現存する最後の生き証人ピアニストが、悠久の時代に思いを馳せ、3ホーンの華麗なセクステットと共に描いた、リアル・ジャズ・ボサ・ノヴァの美学!!
ブラジル60年代に隆盛を極めたジャズ・ボサ・ノヴァ・シーン。ピアノ・トリオを初めとする数多くのユニットが群雄割拠した中、卓越したピアノ・タッチと洗練のジャズ・マナーで40余年を経た現在でも、世界中に多くの信望者を持つのがピアニスト・ドン・サルヴァドールだ。屈指のボサ・ピアノ・トリオと謳われる「サルヴァドール・トリオ」のデビュー作は、あまりにも有名。70年代にはファンク・バンドへ傾倒しつつ、後に拠点をUSへ移し活動を展開。98年には久々のピアノ・トリオで往年のファンを魅了した「トランジション」で再び注目を浴び、今や現存するジャズ・ボサ・ノヴァ・ピアニストの最古参として神格化されている。そんなドン・サルヴァドールの流麗でアグレッシヴなジャズ・ボサ・ノヴァが堪能できる逸品がUSインディペンデントからリリース。
【Personel】
DOM SALVADOR - piano
LAURA DREYER - alto sax
RODRIGO URSAIA - tenor sax
LUIZ BONILLA - trombone
ITAIGUARA BRANDAO - bass
MAURICIO ZOTTARELLI - drums
2010年2月/10月 N.Y.レコーディング
収録は、コンポーザーとしても才能に溢れたサルヴァドール自身のオリジナル。ボサ・ノヴァ誕生以前のブラジル・ダンス・ホールの風情を綴ったオープニング・ナンバー"GAFIEIRA"では、リズム&3ホーンのフル・セクステットがダンサブルに躍動。雨上がりの情景をしなやかに表した心地良いフレージングの#2を経て、唯一のピアノ・トリオ・トラック#3"Meu Fraco É Café Forte"はハイライト。、60年代に率いていた「RIO 65 TRIO」の象徴的ナンバーとして知られる名曲を、当時の風情をそのまま今に蘇られる圧巻のパフォーマンス。
1ホーン・テナーをアクセントにしたスタイリッシュに疾走する#5、一転、リズムレスでトロンボーンとのデュオが、緩やかに流れる川の流れを表す#5から、再びフル・セッションでハイスピードなジャズ・サンバ#6へと傾れ込み、アルトの味わいが際立つしめやかなミディアム・ボサ#7へと展開するくだりに入ると、いよいよサルヴァドールの世界にどっぷりと心酔していく。リズミカルなボサ・アンサンブルと、ブレイキングでのピアノ・ソロの対比がグっとくる#8から、迸るようなエネルギッシュ・ボサ・ジャム#10、そしてラストはピアノ・ソロで余韻に包まれる。
ドラマティックに構成されたアルバム全体のレイアウトも然ることながら、御年72歳とは思えないドン・サルヴァドールの変わらぬピアノ・タッチの素晴らしさは特筆である。マイペースに音楽活動を続けている御大が、リアルなブラジル・ジャズ・ボサ・ノヴァの香りを知る伝道師として、若手ながら信頼するセッション・マンと共に創り上げたジャズ・ボサ・ノヴァの高尚芸術がここに完成している。ファンの心に永遠に残る稀代の逸品として強力レコメンド。
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DOM SALVADOR / ドン・サルヴァドール