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2016年、生誕100年を迎えたヒナステラ(1916-1983)。アストル・ピアソラ、カルロス・ガルデル、マウリシオ・カーゲルと並ぶ、アルゼンチンを代表する大作曲家の一人です。彼の作品は当時のアルゼンチン音楽の影響を強く受けており、作風は比較的明快で、親しみやすいものが多いのですが、作曲時期によってその作風はかなり変化を見せています。ここに収録された4つの作品は、どれも後期に属するもので、彼自身の分類によれば「前衛的なスタイルと冒険的なアイデアを有した"新表現主義"の音楽」になるということです。なかでも興味深いのがカタロニアのチェリスト、カザルスの「見張りの歌」を元にした変奏曲で、原曲の優雅さは、ヒナステラの手によって、刺激的な響きに満ちた色彩的な音楽に変貌させられます。編成の小さな「弦楽のための協奏曲」は瞑想的な雰囲気で始まり、徐々に熱気を帯び、最終楽章では阿鼻叫喚の世界が描かれるという曲。あの有名なトッカータ(ピアノ協奏曲の終楽章)にも似た情熱的な作品です。現代音楽を得意とするタマヨは、これらの騒然とした曲を見事にまとめてあげています。 (資料提供:ナクソス・ジャパン)
【収録内容】
ヒナステラ:
[1] 交響的練習曲 Op.35(1967)
[2] パブロ・カザルスの主題による変奏曲 Op.48(1976/1977)
[3] イウビルム Op.51(1979/1980)
[4] 弦楽のための協奏曲 Op.33(1965)
【演奏者】
アルトゥール・タマヨ(指揮) ベルリン・ドイツ交響楽団
【録音】
2014年5月、2015年1月 ナレパシュトラーセ放送局(ベルリン)
ARTURO TAMAYO / アルトゥーロ・タマヨ