DVORAK: SLAVONIC DANCES / ドヴォルザーク: スラヴ舞曲集 (全曲)

RAFAEL KUBELIK ラファエル・クーベリック

限定生産 / SACDハイブリッド盤

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レーベル
エソテリック (ESOTERIC)
国(Country)
JPN
フォーマット
SACD
規格番号
ESSG90169
通販番号
CL-1007466299
発売日
2017年09月15日
EAN
4907034221875
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商品詳細情報

ESOTERIC独占販売・特約店でお取り扱い
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2017年9月・2タイトル発売

クーベリック&バイエルン放送響
ドヴォルザーク:
スラヴ舞曲集(全曲)
品番:ESSG90169
イタリア四重奏団
シューベルト:弦楽四重奏曲
「死と乙女」&「ロザムンデ」
品番:ESSD90170


クーベリック最高の燃焼度を感じさせるアナログ時代の決定盤
 
■ESOTERIC ならではのこだわりの Super Audio CD ハイブリッド・ソフト
オリジナル・マスター・サウンドへの飽くことなきこだわりと、Super Audio CDハイブリッド化による圧倒的な音質向上で確固たる評価をいただいている ESOTERIC 名盤復刻シリーズ。発売以来 LP 時代を 通じて決定的名盤と評価され、CD 時代になった現代にいたるまで、カタログから消えたことのない名盤を高音質マスターから DSDマスタリングし、世界初の Super Audio CD ハイブリッド化を数多く実現してきました。
チェコの名指揮者ラファエル・クーベリック(1914~1996)は、アナログ時代のクラシック・ ファンには親しみ深い存在で、当シリーズでもモーツァルトの交響曲第 35 番・第 40 番・第 41 番 (ESSS-90060)や、ウェーバーの歌劇「魔弾の射手」全曲(5 グレイト・オペラズ ESSG/D-90109-17 の セットに収録)、そしてスメタナの「わが祖国」全曲(ESSG-90153)を発売し、ご好評をいただきました。
今回は、1960年代初頭から 1970年代半ばにかけてクーベリックがドイツ・グラモフォンに残したドヴォルザークのオーケストラ曲の録音の中でも格別の充実度で発売以来名盤として高く評価されてきた 1973~74年録音の「スラヴ舞曲集」全曲を新たにDSDマスタリング/ Super Audio CD ハイブリッドディスク化いたします。

■心技体ともに最高潮にあった 1970年代のクーベリック
1961年にバイエルン放送交響楽団の首席指揮者に就任したクーベリックは、1970年代になってその音楽活動を大きく飛躍させます。1972年に ニューヨークのメトロポリタン歌劇場の史上初の音楽監督に就任し、その軸足をアメリカにも置くこと になったのです。録音面でも、1960年代後半の4年間を費やして手兵バイエルン放送響とマーラーの交響曲全曲を録音し、バーンスタインのコロンビア盤、アブラヴァネルのヴァンガード盤とほぼ同時期に完成したステレオ録音による最初期 の全集の一組を完成させるという大業を成し遂げ、 1970年代に入るといよいよドヴォルザーク作品に目を向けます。
交響曲全集は 1971~73年にかけてベルリン・フィルと、その後 1973~76年にかけて 交響詩、序曲、そして大作スターバト・マーテルをバイエルン放送響と、伝説曲をイギリス室内管と続々と録音し、故国チェコの大作曲家への熱いオマージュを思わせる名盤を生み出しています。
クーベリッ クは並行して、バイエルン放送響とウェーバーの歌劇《オベロン》、ワーグナーの歌劇《ローエングリン》 やプフィッツナーの歌劇《パレストリーナ》といったオペラ全曲盤、ヤナーチェクの《グラゴール・ミサ》な どを録音し、さらに世界の 9つのオーケストラを振り分けてのベートーヴェンの交響曲全集を手掛けるなど、録音アーティストとして八面六臂の活躍ぶりでした。

■最高の燃焼度を感じさせる「スラヴ舞曲集」
1973~74 年に録音された「スラヴ舞曲集」は、これらの充実した録音活動の中でも、ひときわ輝きを放つ名演といえるでしょう。クーベリックは一種フルトヴェングラー的な気質を持っていたとされ、聴衆を前にしたライヴとセッション録音とでは異なる印象を与えることがありました。セッション録音でのバランスの良さとクオリティの高さ、そして聴衆を背後に感じた時のライヴでの破格の燃焼度。この2つはいず れもクーベリックの音楽の特質を示したものですが、「スラヴ舞曲集」はいわばセッション録音の緻密さにライヴの燃焼度と即興性を持ち込んだ演奏といえるでしょう。
全体的に湧き立つような早めの推進力のあるテンポが採られ、その中で野卑にならないギリギリのところで見事な緩急が付けられています。 細部の彫琢は入念に整えられており、ちょっとした打楽器や木管のアクセント一つが意味深く響き、対旋律が埋没することなく絶妙なバランスで引き立つよう目配りされていることで立体感を増しており(立体感という点ではヴァイオリン・パートを左右に分ける配置も功を奏しています)、指揮者とオーケストラ が作品を知り尽くし文字通り一体化していることが判ります。熱狂と哀愁とが絶妙に交錯する作品の本質をあくまでも自然な流れの中で描き出す手腕は、全盛期のクーベリックならではといえるでしょう。
クーベリックは 1955年にウィーン・フィルを指揮してこの曲集をモノラル録音(英デッカ)しており、オーケストラのローカルな響きの魅力に聴くべきものはありますが、オーケストラの機能性の高さ、解釈の徹底度を考えると、このバイエルン放送響盤の優位は揺るぎません。この曲集はフルトヴェングラー、カラヤン、ベーム、バーンスタインといったレコードでの人気指揮者が全曲盤を残さなかったにもかかわら ず、LP初期から定盤とされる録音に恵まれており、ステレオ時代に入ってからは 50年代のドラティ/ミ ネアポリス響(米マーキュリー)、60 年代のセル/クリーヴランド管(米コロンビア)、70年代のノイマン/ チェコ・フィル(スプラフォン)などが決定盤とされてきました。
このクーベリック/バイエルン放送響盤は、それらと並んで発売以来現在に至るまで、この曲集の本質を最も鮮やかに描き出した演奏として、カタログから消えることなく聴き継がれてきています。 
 
■最高の状態での Super Audio CD ハイブリッド化が実現
録音は1950年代からミュンヘンの録音会場として使われ、その優れた音響で知られるヘルクレスザールで行なわれました。1986 年にガスタイク・フィルハーモニーが出来るまではバイエルン放送響の定期演奏会もすべてここで開催されて いました。1800人以上を収容できる典型的なシューボックス形式のホールで、細部をマスクしすぎない適度な残響感、高域から低域までバランスのとれた響きの2点で、録音には最適であり、マウリツィオ・ポリーニも好んでそのソロ録音をここで行なってきました。
ドイツ・グラモフォンによる クーベリックとバイエルン放送響の録音も一部を除いてこのホールで行なわれており、会場の特性を知り尽くした安定感のあるバランスが聴きものです。
ドイツ・グラモフォンならではのオーケストラ全体を俯瞰できるサウンドの中で、木管や打楽器 など重要なソロ・パートが適度な明晰さを持ってクローズアップされています。名盤だけにデジタル初期に CD化されて以来、オリジナルスでのリマスターのほか、2011年には SHM-SACD 仕様でもシング ルレイヤーの Super Audio CD として発売されてきました。
今回の Super Audio CD ハイブリッド化に当 たっては、これまで同様、使用するマスターテープの選定から、最終的なDSDマスタリングの行程に至るまで、妥協を排した作業が行われています。特にDSDマスタリングにあたっては、DAコンバーターと ルビジウムクロックジェネレーターに、入念に調整された ESOTERICの最高級機材を投入、また MEXCELケーブルを惜しげもなく使用することで、オリジナル・マスターの持つ情報を余すところなくディスク化することができました。 (資料提供:エソテリック株式会社)

【収録内容】
ドヴォルザーク
:
スラヴ舞曲集 作品 46
[1] 第 1 番ハ長調 作品 46 の 1
[2] 第 2 番ホ短調 作品 46 の 2
[3] 第 3 番ニ長調 作品 46 の 3
[4] 第 4 番へ長調 作品 46 の 4
[5] 第 5 番イ長調 作品 46 の 5
[6] 第 6 番変イ長調 作品 46 の 6
[7] 第 7 番ハ短調 作品 46 の 7
[8] 第 8 番ト短調 作品 46 の 8
スラヴ舞曲集 作品 72
[9] 第 9 番ロ長調 作品 72 の 1
[10] 第 10 番ホ短調 作品 72 の 2
[11] 第 11 番へ長調 作品 72 の 3
[12] 第 12 番変ニ長調 作品 72 の 4
[13] 第 13 番変ロ短調 作品 72 の 5
[14] 第 14 番変ロ長調 作品 72 の 6
[15] 第 15 番ハ長調 作品 72 の 7
[16] 第 16 番変イ長調 作品 72 の 8

【演奏者】
バイエルン放送交響楽団
指揮:ラファエル・クーベリック 
 
【録音】

1973年12月10日、13日、16日(1-8)
1974年6月(9-16)
以上、ヘルクレスザール (ミュンヘン)[アナログ・レコーディング]

[LP 初出]1-8:2530 466(1975 年/スケルツォ・カプリチオーソとのカップリング)、9-16:2530 593 (1976 年/序曲「わが家」とのカップリング)

[日本盤 LP 初出]1-8:MG2489(1975 年 4 月 21 日/スケルツォ・カプリチ オーソとのカップリング)、9-16:MG1010 (1976 年 7 月 1 日/序曲「わが家」とのカップリング)
※1-16 の全曲が LP1 枚に なったのは 15MG3055(1984 年 11 月 1 日)が初めてである。

[オリジナル・レコーディング]
[エクゼクティヴ・プロデューサー]Dr.ハンス・ヒルシュ、ルドルフ・ヴェルナー(9-16)
[プロデューサー]ハンス・ヴェーバー
[バランス・エンジニア]ハインツ・ヴィルトハーゲン 
 
[Super Audio CDプロデューサー]大間知基彰(エソテリック株式会社)
[Super Audio CDリマスタリング・エンジニア]杉本 一家(JVC マスタリングセンター(代官山スタジオ))
[Super Audio CD オーサリング]藤田厚夫(有限会社エフ)

[解説] 諸石幸生 藁科雅美

[企画・販売]エソテリック株式会社
[企画・協力]東京電化株式会社