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コンチェルト・ケルン
音楽監督、リーダー:ヴェルナー・エールハルト
録音:2004年2月、ケルン 〈デジタル録音〉 新録音
モーツァルト語法のルーツ。モーツァルトに多大な影響を与えた「超人的ボヘミアン」のシンフォニア集! ミスリヴェチェクはチェコ出身、イタリアで活躍した作曲家。1763年にヴェネツィアに留学し、オペラの作曲で成功。イタリア各地の大劇場から作曲を依頼される。彼の名をうまく発音できなかったナポリの人々は彼を「超人的な(神々しい)ボヘミア人」(Il divino boemo)と呼び、その名声はヨーロッパ各地に広がった。 1770年にボローニャにてモーツァルトと出会い、モーツァルトに大きな影響を与えた。モーツァルトはしばしば私信の中で彼を賞讃しているし、現在、モーツァルトならではのリズムと考えられている数々のイディオムの多くはミスリヴェチェクの発案によるもの。ちなみに、数々の恋愛遍歴と浪費癖のため、度を越した放蕩者として知られた。ローマで貧困の末、梅毒により他界。死の直前に鼻の整形手術を受けたが、失敗している。
CONCERTO KOLN / コンチェルト・ケルン