DEBUSSY: PRELUDES BOOK 1 / CHILDREN'S CORNER / ドビュッシー: 前奏曲集第1巻 / 子供の領分 (SACD)

ARTURO BENEDETTI MICHELANGELI アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ

限定生産 / SACDハイブリッド盤

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レーベル
エソテリック (ESOTERIC)
国(Country)
JPN
フォーマット
SACD
規格番号
ESSG90160
通販番号
CL_ESO-1007335201
発売日
2017年03月20日
EAN
4907034221592
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商品詳細情報

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ミケランジェリのスタジオ録音初のSuper Audio CDハイブリッド・ソフト

その繊細かつ美しいタッチと、厳格なまでの完璧主義で20世紀のピアノ演奏史に大きな足跡を残したイタリアのピアニスト、アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(1920-1995)。彼が生前に発売を認めた数少ないスタジオ録音の中でも、最高の名盤とされるドビュッシーの「前奏曲集第1巻」と「子供の領分」とが当シリーズに加わります。ミケランジェリのスタジオ録音で正規音源からSuper Audio CDハイブリッド化されるのは今回が初めて(2017年2月現在)となります。



待ちに待った、名ピアニストの本質を聴きとれる録音

極度の完璧主義者だったミケランジェリは、ピアノの調整にも細心の注意を払い、自分の望み通りにならない場合は演奏会をキャンセルすることも多く、そのことが逆にミケランジェリという存在を神格化することにもつながりました。録音についても同様で、その長い演奏活動の割には生前に本人の許諾を得て発売された録音は非常に少なく、演奏会のラジオ放送から録音したものや演奏会での隠し録りなど、本人の意思とは無関係な、違法な海賊盤が生前から大量に発売されていたことでも知られています。録音歴は古く、第2次大戦中にドイツ・テレフンケンに録音したのが最初で、戦後のSP~モノラル時代にはイタリアEMI、そして1957年にはラフマニノフの第4番とラヴェルの協奏曲を録音し、初のステレオ録音となりました。1960年代にはデッカからベートーヴェン、スカルラッティ、ガルッピのソナタを収めたステレオ盤が発売されましたが、音質面では満足ゆかぬ出来であり、結局ミケランジェリの本質を聴きとることのできるソロ録音は、1971年、51歳の時に録音されたドイツ・グラモフォンへのソロ・アルバムまで待たなくてはなりませんでした。

明快かつ繊細――ミケランジェリ以降のドビュッシー演奏を変えた解釈

それまでの渇を癒すかのように、1971年7月から11月にかけて一気に録音されたのは、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第4番、ショパンのピアノ作品集、そしてドビュッシーのピアノ作品集の3枚でした。しかしミケランジェリの録音が定期的に登場するだろうという希望的観測はあっさり裏切られ、(1975年にEMIに録音したシューマン「謝肉祭」を除けば)、新たなソロ・アルバムの登場は何と7年も経ってからで、1978年録音のドビュッシーの前奏曲第1巻がそれでした。今回のSuper Audio CDハイブリッドでの発売では、1971年のドビュッシー作品集からの「子供の領分」と1978年の前奏曲集第1巻がカップリングされています。ミケランジェリのドビュッシー解釈は、それまで多かったペダルを多用した曖昧模糊とした雰囲気優先のドビュッシー演奏とは一線を画すもので、軽いタッチでも一つ一つの音や和音に十分なグラデーションをかけられるよう調整されたピアノから極めて明晰な響きを引き出しています。どんなに小さな音でも量感を失わず、芯のある音で描き出されてゆくドビュッシーの響きの世界は、まさに20世紀におけるドビュッシー演奏の新たなスタンダードを創り出したともいえる画期的なものでした。前奏曲集第1巻では、各曲の個性を際立たせるというよりも、精緻な音で音符を紡いでいくことで自然と作品の性格が浮かび上がってくる様子が鮮烈で、「沈める鐘」でのクライマックスでも決して響きの美しさが失われないのは、ミケランジェリの絶妙なコントロールの賜物といえるでしょう。「パックの踊り」や「子供の領分」の最終曲「ゴリウォーグのケークウォーク」では、リズムを必要以上に崩さず謹厳実直に弾きながらも、作品に込められたユーモアが絶妙に表出されています。

最高の状態でのSuper Audio CDハイブリッド化が実現

「子供の領分」はミュンヘンのプレーナーザール、前奏曲第1巻の方はハンブルクのムジークハレで録音されました。どちらの録音もピアノの響きをホールの残響に埋没させず、楽器に近いところで明確に捉えることで、ミケランジェリが一つ一つの音に込めた多彩なニュアンスをはっきりと聴きとることが出来ます。会場やスタッフの差異をあまり感じさせないのも、ドイツ・グラモフォンによるピアノ・ソロ録音のバランス作りが70年代には既に完成されていたということの証左でしょう。また前奏曲第1巻は、ペダルを踏み込んだ状態のもう一台のピアノを後方に配置することで、倍音の響きがいっそう豊かに感じされるという効果を上げていることでも知られています。ミケランジェリのドビュッシーはCD時代に入ってからもごく初期にCD化され、さらにOIBPでもリマスターされていますが、今回のSuper Audio CDハイブリッド化に当たっては、新たにアナログマスターよりトランスファーした音源を使用しています。これまでのエソテリック企画同様、使用するマスターの選定から、最終的なDSDマスタリングの行程に至るまで、妥協を排した作業が行われています。特にDSDマスタリングにあたっては、DAコンバーターとルビジウムクロックジェネレーターに、入念に調整されたESOTERICの最高級機材を投入、またMEXELケーブルを惜しげもなく使用することで、オリジナル・マスターの持つ情報を余すところなくディスク化することができました。


DSD MASTERING
Super Audio CD層: 2チャンネル・ステレオ[マルチなし]
美麗豪華・紙製デジパック・パッケージ仕様

“Super Audio CD“と“DSD”は登録商標です。

ESOTERIC-SACD 2017年3月20日
2タイトル同時発売

O.クレンペラー(指揮)
メンデルスゾーン&シューマン:
交響曲第3番
品番:ESSW90159
※完売しました
A.B.ミケランジェリ(ピアノ)
ドビュッシー:
前奏曲集第1巻 & 子供の領分
品番:ESSG90160


【ESSG90160・収録内容】
クロード・ドビュッシー(1862-1918):
[1] 前奏曲集 第1巻
1. I.デルフィの舞姫たち
2. II.帆
3. III.野を渡る風
4. IV.音と香りは夕暮れの大気に漂う
5. V.アナカプリの丘
6. VI.雪の上の足跡
7. VII.西風の見たもの
8. VIII.亜麻色の髪の乙女
9. IX.とだえたセレナード
10. X.沈める寺
11. XI.パックの踊り
12. XII.ミンストレル
[2] 子供の領分
13. I.グラドゥス・アド・パルナッスム博士
14. II.象の子守歌
15. III.人形のセレナード
16. IV.雪は踊っている
17. V.小さな羊飼い
18. VI.ゴリウォーグのケークウォーク


【演奏者】
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(ピアノ)

【録音】
1978年6月27日&28日、ハンブルク、ムジークハレ(前奏曲集第1巻)
1971年7月、ミュンヘン、レジデンツ、バイエルン科学アカデミー、プレーナーザール(子供の領分)

[初出]
Deutsche Grammophon 2531 200(1979年/前奏曲集第1巻)
Deutsche Grammophon 2530196(1972年/子供の領分)

[日本盤初出]
MG1164(1979年2月/前奏曲集第1巻)
MG2324(1972年3月/子供の領分)

[オリジナル・レコーディング]
[エクゼクティヴ・プロデューサー]
カール・ファウスト

[プロデューサー]
コード・ガーベン(前奏曲集第1巻)、ライナー・ブロック(子供の領分)

[レコーディング・エンジニア]
クラウス・ヒーマン(前奏曲集第1巻)、ハインツ・ヴィルトハーゲン(子供の領分)

[Super Audio CDプロデューサー]
大間知基彰(エソテリック株式会社)

[Super Audio CDリマスタリング・エンジニア]
杉本一家(JVCマスタリングセンター(代官山スタジオ))

[Super Audio CDオーサリング]
藤田厚夫(有限会社エフ)

[解説]
諸石幸生 萩原秋彦

[企画・販売]
エソテリック株式会社

[企画・協力]
東京電化株式会社

 


ソングリスト

  • 1. 前奏曲集第1巻
  • 2. 子供の領分