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敬称「ボス・テナー」、あるいはニックネーム「ジャグ」ことジーン・アモンズが晩年にあたる70年代初期に残した1ホーン・アルバム2作「Swingin' The Jug」(track 1-6)、「You Talk That Talk!」(7-12)をカップリングしたCDです。前者のCD発売は今回が初めて。オマケに73年ワッツ・ジャズ祭出演時のライブから1曲(13)。ソウル・ジャズ大吟醸テナーと讃えられるプレイの大盤振舞いです。特に「Swingin' The Jug」の6曲はorg+g+dsを従え硬軟取り混ぜた充実セッションの産物です。アモンズはしばしば脳天気ホンカーと同じ文脈でくくられがちですが、とんでもないこと。冴えたテクニック、モダン気質でビーバップ勃興期からパーカーやガレスピーと交わっていたキャリアがあればこその「ボス」なわけです。粋なメロディ・フェイクが得意です。バカラックの「愛の面影」、ハリソンの「サムシング」のメロディもボス風ソウル味。(JAZZYELLより転載)
Gene Ammons(ts),Bob Pierce(org),George Freeman(g),Bob Guthrie(ds),Harold Mabern(p),George Freeman(g),Ron Carter(b),Idris Muhammad(ds),Harold Land Jr.(p),Johnny Williams(b),Paul Humphrey(ds)Recorded in New York,November 11,1970 / Live at The Watts Jazz Festival,Watts,California,Summer 1973
GENE AMMONS / ジーン・アモンズ