2,530円(税込)
※5,000円(税込)以上買うと送料無料!新品でも中古品でもOK!
先頃発表された初DVDも一部で高い評価(当然です)を得たEXIAS-J。DVD発表記念のため久々に行われたライブでも本作から高柳さんの名曲、「スペインの牧童の笛」の演奏があり、まったく圧倒された。そして遂に届いた近藤秀秋氏の初ソロ作。お馴染みベース河崎氏、パーカッション野村氏に加えて参加の狩俣道夫さんという人がおって、彼のフルートが能の囃し方を髣髴とさせてとっても幽玄。近藤氏は1曲を除き全編に渡り宝刀ガット10弦を使用。使用楽器の意図や構造に関する思考はおろか作品の意図まで自らライナーで語っていますが、その自己分析、批判の徹底から窺える確信は常に二の場所を捉えていて、氏がいかに卓抜しているかということを思う。そして常に言論を超えた演奏をやる。ここが要で、一音の重さが伴っているか否かという即興の一つの極と構造が自在かという作曲の一つの極と思しきものを明確に感じさせながら咲いていく音達。んん〜、要するに私が言いたいのはこんなものは尋常ならざる者にしかできん、ということなんです。雨の香り、花咲き乱れる6月。
近藤秀秋(g)
[ 2005年4月20日、2006年12月22日録音 ]
新宿JAZZ館 佐藤
HIDEAKI KONDO / 近藤秀秋