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現ジャズ界を代表する重鎮ジャズ・ピアニストの一人=Chick Coreaと本国イタリアのみならずヨーロッパを代表する新世代ピアニストの筆頭=Stefano Bollaniという大注目デュオのデビュー作。
昨年の1月にイタリアのOrvietoで行われたUmbria Jazz WInter Festivalでのライヴ録音した本作はなんとChick Coreaにとっては27年ぶりのECM作品でこの秋リリースされるジャズの最重要作品のひとつ。これまでもGary Burtonとのデュオ、the Circle, Return To ForeverなどイノーヴェーティヴなプロジェクトをECMで録音してきたChick Coreaが27年ぶりにStefano Bollaniとの強力デュオで録音。「2人のピアニストが一緒に即興することはとても大きな挑戦だけど、Stefanoと一緒だと、とてもインスピレーショナルで楽しいんだ。レコーディングしたときのオルヴィエートは真冬で寒かったけれど、この録音はとても熱く、夏のようだったよ。」とチック・コリア。実は彼らはもう2年以上一緒にデュエットで演奏しているが、一緒に演奏してすぐお互いにこのコンビはものすごく音楽的ポテンシャルが高いとピンときたそう。Bollaniは11歳の頃からChickの音楽を聴いてきたそうで「彼のスタイル、フレイジング、そしてとてつもないリズム」を自分で学んだので一緒に演奏できるのは本当に光栄だというが、Chickもここ数年Bollaniの演奏を見てきておりStefanoが最近もっともインスパイアを受けるピアニストだと『SoloPiano Improvisations/Children’s Songs』の再発のボックスのライナーにも書いていた。活気のに満ちた演奏はアイディアとウィットに富んでいる。このとても幅広い経験をもつピアニストたちが2人揃うと魔法のような演奏が生まれ、彼らのイマジネーションの調和も見事。心地いいレパートリーはChick Coreaの“Armando’s Rhumba”、Stefano Bollaniの “A Valsa da Paula”、Jobimのチューン2曲、Miles Davisの“Nardis”、さらにFats Wallerの “Jitterbug Waltz”など。スタンダードも“Darn that Dream“ “If I Should Lose You”と2曲、さらにブルース、フラメンコの影響を受けたトラッド、フリー・インプロヴァイズなどなど約75分盛りだくさん!(新譜案内より)
■Chick Corea(p) Stefano Bollani(p)
■Recorded live December 29, 2010 – January 1, 2011 at Teatro Mancinelli, Orvieto (Italy) Produced by Manfred Eicher
CHICK COREA / チック・コリア
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