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2006 年フランスのNocturne レーベルより、デビュー。その作品がEnj a にライセンスされたこと等もあって、高い評価と感動を呼んでいるシンガー、エリザベス・コントマヌーが、あのジェリ・アレンのピアノをバックにしたデュオ作をリリース。
ジェリ・アレンと言えば、80年代のM-Base派の一人として頭角を現し、その後も、ピアノレスのユニットを主としてきたオーネット・コールマン・バンドのピアノに抜擢された才女であり、先鋭的なセンスを発揮してきたピアニスト。この組み合わせに、好奇心をそそられるファンも多いことでしょう。
そして、完成した作品は、期待にたがわないどころか、素晴らしい作品になりました。
二人の出会いは昨年のビリー・ホリデイのトリビュート・コンサートがきっかけとのこと。しかし、その共演を機に二人の才能は急接近。もともとソウルを感じさせる作品をリリースしていたコントマヌゥながら、自身曰く、“アメリカにいた時も実は、特別な教会に行くこともなかったのだけど、ジェリと出会って、神様という概念から変わったの。そして私は、遂に、本当のスピリチュアル・ソングに興味をもって、歌いたくなったの”とのこと。本作品は今まで以上にグッとスピリチュアルな世界に肉迫したものになりました。
選ばれた曲は、マーヴィン・ゲイのGod is Love に始まり、ジェイムス・ブラウン、スティヴィー・ワンダーのヴァージョンでも知られるEverybody was born Free, スピリチュアル・ヴォーカル、ニナ・シモンのヴァージョンでも知られるゴスペル・ナンバーI wishI knew how it would feel to be Free・・ほか、カーティス・メイフィールドの超名曲ダニ・ハサウェイのヴァージョンでも知られるPeople get readyまで。
全体的には、スロウ~ミディアム・テンポの穏やかムード。叫ぶような激しさはありませんが、一語、そして、一フレーズを慈しむように歌う歌は静かでありつつ、心を揺さぶる豊穣なソウルを感じさせます。また、揺るぎのない、母性的な愛に溢れた世界には、深い安らぎのようなものも。 一方、ここでのジェリの演奏は、前衛的なフレージングでなく、常に慈しむような和音の響きで歌を包み込むようなピアノが終始感動的です。
伸びやかな声質とダイナミックな歌い回しでダニー・ハサウエイの娘、レイラ・ハサウエイあたりを本作でも彷彿とさせたりしつつ、ヨーロッパ在住(現スウェーデン在住)のアーティストらしい独特のエレガントさも・・
精神的な変化も経てのコントマヌゥのブラック・スピリチュアル作品。お薦め!です。(インフォより)
メンバー:Elisabeth Kontomanou(vo), Geri Allen(p)
ELISABETH KONTOMANOU