2,200円(税込)
※5,000円(税込)以上買うと送料無料!新品でも中古品でもOK!
アルゼンチンのネオ・フォルクローレ・シーンで最も世界性をもつシンガーSilvia Iriondoが、2006年にリリースしていた名作が自身の手によりリイシュー。Silvia Iriondoの長いキャリアのうちでも、現在のスタイルを強固なものとした重要な作品と位置づけられる、プリミティヴな雰囲気と精錬されたアンサンブルが高次で融合する、稀有な世界が展開。アルバムのパッケージは、音のする粒を入れることで、CDそのものが楽器になるというアイディアで制作をされていて、所有する喜びが感じられる作品です。
■アルゼンチン音楽手帖掲載品■
リリアナ・エレーロやマリアナ・バラフがその影響を公言し、ブラジルのエグベルト・ジスモンチさえもが惚れ込んだという稀代の歌手。小鳥がさえずるような美しい声を耳にすれば、そんなエピソードにも思わず頷く。70年代から活動しながら非常に寡作なのが残念だが、こんな傑作を残せるのであれば仕方がない。クチ・レギサモンやラウル・カルノータ、そして作者不詳の伝承歌にいたる選曲は定番が多いが、全てにおいて斬新なアレンジが施されている。キケ・シネシとカルロス・アギーレの黄金コンビが躍動する「Nostalgias Santiagueñas」、セバスティアン・マッキのピアノとマルコス・カベサスのマリンバが極上な「Mujer De La Isla」、ムビラの調べが眠りに誘う「Serenata Del 900」など、どれも宝石箱にしまっておきたいほど輝きに満ちている。
(栗本 斉:アルゼンチン音楽手帖より)
SILVIA IRIONDO / シルビア・イリオンド