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■アルゼンチン音楽手帖掲載品■
2010年にリリースしたソロ・アルバム「ESPIRALES」が反響を呼んでいるコンテンポラリー・フォルクローレ・シーンの新たな才能、フェデリコ・アレセイゴール。そんな彼の活動基盤のひとつともいえるグループ、それがLA OVEJA MINGAである。
古典フォルクローレを中心に、ホルヘ・ファンデルモーレやフェデリコ・アレセイゴールのオリジナルまでをレパートリーとする、本格的なフォルクローレ・グループといえる。しかしそこは、カルロス・アギーレをはじめとするアルゼンチン・コンテンポラリー・フォルクローレのグループ。フェデリコはじめ二人の女性ヴォーカルのシンティア・コリア。マルヴィーナ・グティエレス、ギターのオクタヴィオ・タハンによる、モダンな音色とハーモニーが施された楽曲達は、古臭さを微塵も感じさせない。
ギターとピアノのクラシカルな響きに耳を奪われるM2"EL TAMALITO"。二人の女性ヴォーカルの自然な美しさを尊重したヴォーカルが加わり、4人で見事なアンサンブルを聴かせる。同じくクラシカルな音色でありながら、より哀感に溢れたM3"SIRVINACO"。いずれも正統派とすらいえるフォルクローレでありながら、どこか高貴な印象すら与えるのは、やはりフェデリコのピアノの音色によるところが大きい。ソロ作でも存分に披露していたが、リーダー作以外の歌伴でも、その作品の方向性を決定付けることのできるピアニストとして強烈な印象を残してくれる。セバスティアン・マッキのように今後も目の離せない存在となることは間違いないであろう。そんな彼の才能をしっかりと確認できるピアノを中心としたインストM7"LA RASTRERA"や、メランコリアに溢れたラストの自作曲"SILENCIO GRIS"は本作最大の聴き所だ。2008年リリース。
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LA OVEJA MINGA / ラ・オベハ・ミンガ