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アントニア・アヂネー : ホベルタ・サーのバック・バンドのメイン・ギタリストとしても活躍する女流シンガー/ソングライターが放つセカンド・アルバムは、素直なメロディーがサウダージ感を呼び覚ます上質なMPB
アントニア・アヂネー。父はギタリスト/コンポーザー/アレンジャーとしてブラジル国内、US、そして小野リサのアルバムなどを手がけるマリオ・アジネー。そしてホベルタ・サーのバック・バンドのメイン・ギタリストとしても知られる女流シンガー/ソングライターだ。2010年に「DISCRETA」でソロ・デビュー。素直な歌声と繊細なメロディを、自身のギターを中心に父マリオ以下、MPBシーンのセッション名手による高品質の演奏の組合せで評判を呼び、日本のMPBファンの間でも高く評価される1枚となった。そんなアントニアの待望セカンドが本作「PRA DIZER SIM」。
プロデュースは父マリオ・アヂネー、そしてホベルタ・サーを手掛ける才人ギタリスト、ホドリゴ・カンペーロというこの上ない二人。"Flor de Maracujá" (ジョアン・ドナート)、 "Nanã"(モアシール・サントス)といったカバーを含む全12曲からは、素晴らしかった前作の路線をそのままに、選曲やアレンジの幅に更なる進化をうかがわせる。そんな彼女を祝うかのように駆けつけたゲストとのトラックもハイライト。レニーニ(Lenine)との共演を果たした"Giz" 、ジョイス(Joyce)と姉妹のように紡ぐ"Frevo em Tamandaré"、そして下町サンバの若き名手ペドロ・ミランダ(Pedro Miranda)が加わった" Bem-Humorado Boogie Woogie do Rato"も聴き所。またほとんどのアレンジを手掛けるアントニアのサウンド・メーク・センスにも注目したい。
長らくバッキングを務めてきたという経歴、そして音楽家一家出身ならではの品の良さ。歌声、楽曲、演奏すべてを操る一方で、どこか控えめに、あくまで涼やかな印象ばかりを残すのが、彼女の最大の魅力。上質なMPBファンにはもちろん、夏の定番ボサ~MPBアイテムとして活躍してくれそうなコンテンツ。MPBファンなら是非聴いてみてほしいアルバムだ。
LISTENING LINK (SOUNDCLOUD)
ANTONIA ADNET / アントニア・アヂネー