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■アルゼンチン音楽手帖掲載品■
デジタル・クンビア・ユニット=キング・コヤなどの活動でも知られ、フォルクローレをアップデートし続ける南米クラブ・ミュージック・シーンの鬼才、ガビー・ケルペルの仕掛ける新作は、なんとフォルクローレのベテランにして伝説的な女性歌手/打楽器奏者バルヴィーナ・ラモスとのユニット。
クラブ・ミュージックのサウンドを駆使しつつも、一方で南米各地のフォルクローレに造詣の深いガビーならではと言える快プロジェクト。ドープなミニマム・デジタル・クンビア・サウンドが、文化遺産としか言いようのないヴォーカリゼーション、タイム感を持つバルヴィーナのヴォーカルを更に深遠なものへと進化させているから凄い。まさにアルゼンチン発のオルタナティブ・ネオ・フォルクローレといもいうべき様相を呈している。加えて、音響派という枠すらはみ出る天才アーティスト、サミ・アバディも独特のヴァイオリンで参加。ジャンルレスの部分が重なってしまったような三位一体をとくとご堪能。これは、いわゆる”グローカル・ビーツ”周辺音楽のファンにも大トピック!!!
Electronico / Cancion / Acustico Sami Abadi: violin
Producido por Fer Isella y Gaby Kerpel
BALVINA RAMOS , GABY KERPEL / バルビーナ・ラモス, ガビー・ケルペル