※デジパック 2000年代から活動し、ドイツMETA RECORDSからはGREG OSBYとの共演盤もリリースしているピアノトリオVEINの最新作。こちらは2013年録音のピアノトリオです。 メンバーの自作曲が並ぶ全10曲ですが、トラディショナルな雰囲気にエッジの効いたサウンドが光る1曲目「Appearance and Speech」、ヨーロッパらしい耽美な印象の「Dedicated to the Quintessence」を聴いた時点で、メンバー各々の作曲能力・演奏力にただただ感嘆するのみです。欧州ピアノトリオならではの気品漂うサウンドを基調としながら、随所に非凡なインプロヴィゼーションを繰り広げ、静と動が効果的に配された構成も圧巻!時折はさまれるアンサンブルを切り裂くような弓弾きのベースや、ドラマーのFlorian Arbenzが演奏するシンバロンの醸し出すひんやりとした妖しげな雰囲気もピアノトリオサウンドを一段階上のレベルに押し上げるのに一役買っているように思います。おススメです!
■Michael Arbenz – Piano Florian Arbenz – Drums Thomas Lähns – Bass
ソングリスト
1.Appearance and Speech (Michael Arbenz)
2.Dedicated to the Quintessence (Florian Arbenz)
3.Toward the End of a Countertrend (Florian Arbenz)
4.No Change is Strange (Michael Arbenz)
5.Clear Light (Michael Arbenz)
6.A Very Alternative Draft (Florian Arbenz)
7.Eat the Rich (Thomas Lahns)
8.Everything for Everybody (Michael Arbenz)
9.Love the Difference (Michael Arbenz)
10.No We Can't ? Vote for Us Anyway (Florian Arbenz)
VEIN (JAZZ from SWITZERLAND) / ヴェイン
Michael Arbenz – Piano
Florian Arbenz – Drums
Thomas Lähns – Bass
