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ロリン・マゼール追悼盤
音盤としては初めての「ヴェル・レク」
2014年7月13日、84歳で亡くなった巨匠ロリン・マゼールの追悼盤として、亡くなる5か月前にミュンヘン・フィルと演奏したヴェルディ「レクィエム」が登場。オペラも含めて幅広いレパートリーを網羅していたマゼールですが、古今の宗教曲でも指折りの名曲「レクィエム」は、1990年(モスクワ・フィル)と2007年(トスカニーニ没後50年・トスカニーニ響)の2種のライヴ映像がDVD化されたことがあるのみで、LP、CD時代を通じて録音はありませんでした。マゼールは2014年4月以降公演をキャンセルし、さらにミュンヘン・フィル音楽監督からの降板も表明したので、このヴェルディ「レクィエム」はマゼールによるほぼ生涯最後の演奏記録の一つということになります。ソリストも現在望みうる最高の布陣で、バレンボイム指揮ミラノ・スカラ座との同曲でも圧倒的な名唱を示したハルテロス(S)のほか、バルチェッローナ(Ms)、ツェッペンフェルト(Bs)、そして2013年の新国立劇場「リゴレット」(マントヴァ公)で来日、朝青龍のそっくりさんとして話題になったテノールのウーキュン・キムが起用されています。 (資料提供:ソニーミュージック)
【演奏者】
ロリン・マゼール(指揮) ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団 & 同合唱団
LORIN MAAZEL / ロリン・マゼール
フランス生まれ、アメリカの指揮者