「Art Blakey's Jazz Messengers With Thelonious Monk」のデラックス・エディションが発売

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2022.05.23

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ART BLAKEY / アート・ブレイキー / Art Blakey's Jazz Messengers With Thelonious Monk (2LP/Deluxe Edition)

モダン・ジャズ界に大きな影響を与えてきたドラマー、アート・ブレイキー。
その彼が率いるハード・バップの名門コンボ、ジャズ・メッセンジャーズとともに鬼才にしてビ・バップの高僧として知られるセロニアス・モンクとともに録音したアトランティックの貴重盤が発売65周年を迎える今年、これまで未発表だったアウトテイク音源を収録したデラックス・エディションとして蘇る。


■ モダン・ジャズ界に大きな影響を与えてきたドラマー、アート・ブレイキー。その彼が率いるハード・バップの名門コンボ、ジャズ・メッセンジャーズとともに鬼才にしてビ・バップの高僧として知られるセロニアス・モンク
とともに録音したアトランティックの貴重盤が発売65周年を迎える今年、これまで未発表だったアウトテイク音源を収録したデラックス・エディションとして蘇る。

■ 1957年5月14日から15日にかけてセロニアス・モンクはアート・プレイキー&ジャズ・メッセンジャーズとともに、アトランティック・レコーズの為に1枚のアルバムをレコーディングした。アート・ブレイキー率いるジャズ・メッセンジャーズにピアノの巨人、セロニアス・モンクが客演した唯一の作品であり、モンクがアトランティックに残した唯一のレコーディングでもある。1950年代、モンクとブレイキーは一緒にレコーディングする機会が頻繁にあり、そこからネスヒ・アーティガンがプロデュースを手掛けた1957年のニューヨークはキャピトル・スタジオでのセッションへと繋がったとされる。結果完成したアルバムは、まさしく二人の絆とが反映された作品となり、モンクのオリジナル楽曲となる「In Walked Bud」や「I Mean You」、「Blue Monk」などでは彼ならではのメロディーにブレイキーの揺ぎなきスイング・センスが絡み、相性の良さを見せている。

■ 今回リリースされるデラックス・エディションには、新たにリマスターされたオリジナル・アルバムをCD1に、そしてCD2にはセッションからの未発表音源を収録。さらに写真を多数掲載したブックレットには、音楽歴史家、ジャーナリスト、そしてプロデューサーとして活躍するAshley Khanによるライナー・ノーツも収録されている。

■ 鬼才にしてビ・バップの高僧として知られるモンクが、ハード・バップの名門コンボに客演したジャズ・メッセンジャーズの全作品の中でも異色の傑作盤をより深く掘り下げるデラックス盤の登場だ。