<予約>ズビグニエフ・ナミスロフスキ率いるカルテット、現在約500ポンドで取引されている画期的なジャズ・アルバム『Lola』が60年ぶりに再発!

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2025.10.10

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*LP / CD

1964年に初リリースされ、現在ではコレクターや愛好家の間で非常に人気が高く、現在約500ポンドで取引されているという画期的なジャズ・アルバムが60年ぶりに再発!

■オリジナル盤のライナーノーツが指摘するように「ジャズは必然的にアメリカ合衆国と結びつけられる」ものの、他の国や文化が音楽に独自の視点をもたらすことは古くから存在してきた。インターネット以前の時代に、海外渡航はおろか国際的な意見交換すら極めて限られていた時代に、卓越した才能を持つポーランド人カルテットが録音したアルバム『ローラ』がその好例であり、7曲のオリジナル楽曲とジェローム・カーン&オスカー・ハマースタイン2世のスタンダード曲『オールド・マン・リバー』の新解釈で構成されている作品でポーランドの民俗音楽、特に高地民謡からインスピレーションを得ている。

■今回のリリースに付属する詳細な新たなライナーノーツで引用されているように、ナミスロフスキは「いわゆる純粋なジャズとは異なる音にしたかった」と語っている。

■1964年8月、デッカ・スタジオ3で録音された『ローラ』のセッションは、後にフリートウッド・マック、デヴィッド・ボウイ、ジョン・メイオールらをプロデュースし、ブルー・ホライズン・レーベルを設立するマイク・ヴァーノンが監修した。エンジニアはヴィック・スミスで、後にザ・ジャムのプロデュースを手掛けることになる。このセッションは『鉄のカーテン』の外で録音されたポーランド人グループ初のアルバムを生み出し、当時の音楽メディアから熱烈な評価を受けた。アルバムをレビューし、萌芽期のポーランド・ジャズ・シーンについて言及したジャズ・ジャーナル誌はこう記している。「ポーランドのジャズ・シーンは、まだ揺籃期にあるが、このアルバムは、その可能性を示す確かな証拠である」


■360 Mastering の David Turner によるオリジナル・ステレオ・アナログ・テープからのマスタリングでイースト・サセックス州ヘイスティングスの Curve Pusher にて、新たに修復された Scully 601 旋盤(シリアル番号 560)を使用してラッカーカットが施されている。


■パッケージには、オリジナル・マスターテープの画像と、著名な作家、編集者、ドキュメンタリー制作者であり、デッカの「British Jazz Explosion」シリーズのエグゼクティブ・プロデューサーも務めるトニー・ヒギンズによる新しいスリーブノートが収録されている。


■Zbigniew Namysłowski(as)

Czesław Bartkowski(ds)

Wlodek Gulgowski(p)

Tadeusz Wójcik(b)


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