THINK!シネジャズシリーズ第5弾『野獣死すべし』本日発売!! 第6弾『非行少女ヨーコ」は6月6日発売!!

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2008.05.23

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【THINK!CINE JAZZシリーズ第5弾】
★オリジナルサウンドトラック(音楽:黛敏郎)/ 野獣死すべし / CD / 2,800円(税込)
日本初のハーボイルド映画にして和製フィルムノワールの金字塔!大藪春彦原作、仲代達矢主演、黛敏郎音楽、須川栄三監督「野獣死すべし」(1959年)。東宝映画所蔵サントラ・マスター・テープから、その音源の全てをCD化!

野獣死すべし(1959年東宝映画)
(原作)大藪春彦(監督)須川栄三(主演)仲代達矢(音楽)黛敏郎
クロースアップを多用したハードボイルド作風に、モノクロの光と陰のコントラストを完璧なものにした狂おしいまでの映像、それに対しより狂気的に取り組んだ若き黛敏郎の音楽。ジャズにはない発想によるこのサントラは、同時期の『或る殺人』(デューク・エリントン)や『ニューヨーク、N.Y.』(ジョージ・ラッセル)に比されよう。モダン・ジャズに挑んだ作品ながらフォービートからの解放への実験の記録としても新たな史実の発見となった。東宝所蔵の6ミリテープからは公開当時のシングル盤(発売:エンゼル・レコード)のための音源も発見、追加収録した。

【THINK!   CINE JAZZシリーズ第6弾】2008年6月6日発売 予約受付中!!
★八木正生 / 非行少女ヨーコ / CD / 2,800円(税込)
ルイ・マル「鬼火」を彷彿とさせる日本ヌーヴェル・ヴァーグ、1966年降旗康男監督初作。
渡辺貞夫(as)、日野晧正(tp)、原田政長(b)、富樫雅彦(ds)、八木正生(p)が演奏するシルエットのタイトルバックから始まるジャズ的名画!
東映所蔵サントラ・マスター・テープから、その音源を漏らすことなくCD化!

60年代日本のファムファタール・緑魔子主演、共演:谷隼人、石橋蓮司、大原麗子、荒木一郎、(さらには寺山修司まで)らによる新宿の街を舞台にしたジャズと睡眠薬の青春映画。本映画資料には正式な演奏メンバーのクレジットはないが、後年の八木正生の述懐(CD「八木正生の世界」所収インタビュー)によれば、本人のピアノに加え、渡辺貞夫(as)、日野晧正(tp)、原田政長(b)、富樫雅彦(ds)のメンバーが、さらに数曲で山本邦山が尺八で参加したとある。まさに "非行少女ヨーコ・セッション" と呼びたい名演奏を残すことなく収録した。日本ジャズ史に新たなページを加える画期的なリリースとなろう。