ジャズ・ギターの真のレジェンド、パット・マルティーノ待望のリーダー作が発売

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  • 2017.10.23

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    ジャズ・ギターファンの皆様!お待たせしました!
    レジェンド、パット・マルティーノ11年振りのリーダー作が発売!!



    真のレジェンド、ジャズ・ギターの大巨人、パット・マルティーノ、最新作品!未発表作品の復刻、企画作品はありましたが、レギュラーで活躍するメンバーとのリーダー作品は、実に11年振り!!待望の2017年新録のリリースです。本年は、5月にコットンクラブで公演。世代を越えた満場の観客集まる中、往年の名曲の数々も絶好調に聴かせてくれたほか、9月にも再来日。東京ジャズでは、リー・リトナーのグループでのフィーチャリング・アーティストという位置づけでしたが、それだけに、巨匠の貫禄が見え、またリトナーの、マルティーノへのリスペクトの深さも自然に浮き彫りになった好ステージでした。

    そして本作は、マルティーノ自身が、“今年は作品のリリースもあって、すでにとり終えたんだ”と、来日時に、にこやかに語った、その一作!!メンバーのコアには、ツアーのメンバーであり、この6 年の間、ずっと一緒に共演しているオルガンのパット・ビアンキ、そして、ドラムのカーメン・イントレ・Jr.。いつものメンバーが集まっての、ミンガスのエリントン音楽への敬愛が滲む名バラード(M4)、エリントンのロマンティシズムがあふれるナンバー(M8)、そしてブルーベックの名曲(M6)は極上そのもの!ソフィスティケートされたハーモニー・センス、豊かな情感もたたえたソロのメロディは、正に、長い間培ってきたアーティストならではの音楽があります。

    一方、その他の楽曲では、テナーのアダム・ニーウッドと、トランペッターのアレックス・ノリスの二管が参加し、分厚くなったサウンドも今回の魅力!アンサンブル的要素も加味されますが、スウィンギーで、グルーヴ感あふれるリズムの中で、超絶なフレーズも、決して機械的にならず、メロディがあふれる演奏はマルティーノの匠の演奏ならでは。シャッフルのリズムでのハンク・モブレイのブルースは、正にジャズギターの伝統を感じさせる演奏。サックスのアダムの父親-ジェリー・ニーウッドの楽曲(M3)では、70 年代の雰囲気も漂うサイケなサウンドも魅力です。

    しかし、ファンにとって、これ以上にない魅力は、マルティーノ自身のコンポジションでしょう。67年に吹き込まれた同名タイトルのデビュー・アルバムに収録されていた< エル・オンブレ> の再演。キーとなるリフをまじえながら、まるで書いた譜面でも存在するかのような美しいフレーズを魂込めて弾くマルティーノの演奏は、リスナーの心を熱くすること必至。ほか、96 年に発売された作品のタイトル曲< ナイト・ウィングス>、そして、ラストには、74 年の『コンシャスネス』に収録されていた<オン・ザ・ステアーズ>と3曲を演奏しているのです。

    1944 年生まれ、73 歳。脳動静脈奇形(AVM) による致命的な脳動脈瘤で倒れ、1980 年に手術を受けた結果、これまでのほとんどの記憶を無くしてしまったという困難も。今でも、それ以前のことを聞けば、“当時のことは何も覚えていないんだ”とマルティーノは穏やかに話します。しかし、だからこそ「過去はもちろん、未来のこともあまり考えない。“現在”という時間に集中することを大切にしているんだ。」とも語ります。今という時代にこうした健在ぶりを見せる最新作、うれしいばかりです。

    Pat Martino(g), Pat Bianchi(org), Carmen Intorre Jr.(ds)

    Featuring
    Adam Niewood(ts 1,2,3,5,7,9), Alex Norris(tp 1,3,5,7,9, flh 2)
    Tracks 1,5,9 arranged by Pat Bianchi

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