ジャズ・ヴォーカルの裏名盤、ミリー・ヴァーノン「イントロデューシング」がCRAFTMAN RECORDSクオリティで蘇る!!

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  • 2017.12.20

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    完全限定LP!!
    ジャズ・ヴォーカルの裏名盤が、
    CRAFTMAN RECORDSクオリティで蘇る!!


    ※画像クリックで拡大してご覧いただけます。

    MILLIE VERNON ミリー・ヴァーノン
    INTRODUCING<LP> / イントロデューシング<LP>

    MILLIE VERNON / ミリー・ヴァーノン / INTRODUCING<LP> / イントロデューシング<LP>

    向田邦子の愛聴盤として広く知られるようになったジャズ・ヴォーカルの裏名盤が、CRAFTMAN RECORDSクオリティで蘇る!!

    ■演奏:ミリー・ヴァーノン(vo)、ルビー・ブラフ(tp)、ジミー・レイニー(g)、デイヴ・マッケンナ(p),ワイアット・ルーサー(b)、ジョー・ジョーンズ(ds)
    ■録音:1956年2月/N.Y.C.
    ■アナログ盤企画/監修:塙耕記

    ■180g重量盤/マスター盤プレッシング

    マスター盤プレッシングとは・・・
    通常はカッティングされたラッカー盤(凹)から、マスター盤(凸)→マザー盤(凹)→スタンパー盤(凸)という工程でアナログ盤をプレスしますが、「マスター盤プレッシング」ではマザー盤・スタンパー盤を製作せずに、マスター盤から直接プレスします。 2度のコピーを省くため、カッティング時に近い溝が形成され、よりダイレクトでリアルな音の再生を実現いたしました。さらに今回はオリジナル・マスターテープからデジタルを一切介さず全工程アナログ処理でカッティングいたしました。
     


    ミリー・ヴァーノン、向田邦子と水羊羹

    向田邦子(1929年(昭和4年)11月28日 - 1981年(昭和56年)8月22日)は脚本家、エッセイスト、小説家であり、第83回直木賞を短篇の連作『花の名前』『かわうそ』『犬小屋』で受賞しました。1981年の飛行機事故による急死は多くのファンに衝撃を与えましたが、現在でもテレビドラマのリメイク、特集番組、書店でのフェア、国語の教科書にエッセイが教材として掲載されるなど、時代を超え多くの人々の支持を受けています。

    脚本家としての代表作は、70年代のホームドラマブームに乗り人気を博した「時間ですよ」「寺内貫太郎一家」「だいこんの花」「阿修羅のごとく」等。当時の一般家庭をリアルに表現した作品が多く、美しいリズム感を保ちながらも含みを持たせるようなセリフ、意外性のある人物設定等、多くの人々を魅了しました。
    しかし他の大量生産された当時のホームドラマの一群との大きな違いは、平凡な家庭の中に潜む影、かげり、禁じられた部分、日常で忘れてしまうような小さなことをわかる人にはわかるという手法で視聴者に見せていた、という点でしょう。
    重要なことをさらっと日常のシーンの曖昧な部分に埋め込んでいく手法は一見すると気がつきませんが、後になってじんわりと記憶を呼び起こし、「ああ、やられた」とあらためて彼女の世界にはまっている自分に気づかされるのです。それは「父の詫び状」「眠る盃」といった名エッセイにもしっかりと引き継がれています。

    -----------------

    ムード・ミュージックは何にしましょうか。

    私は、ミリー・ヴァーノンの
    「スプリング・イズ・ヒア」が
    一番合うように思います。

    冷たいような甘いような、
    けだるいような、
    なまぬくいような歌は、
    水羊羹にピッタリに思えます。

    (『眠る盃』「水羊羹」(講談社文庫より)

    -----------------

    向田邦子が『眠る盃』という名エッセイ集の中で「水羊羹」とミリー・ヴァーノンとの良好な関係を語っています。
    水羊羹というお菓子は不思議な存在で、これといって決定打がない印象ですが、その表現しがたい存在に惹かれる人々も多いようです。
    そんな水羊羹を食べるときのBGMとして、ミリー・ヴァーノンのナンバーを挙げ、「冷たいような甘いような、けだるいような、なまぬくいような」というミリー・ヴァーノンへの評価の言葉をならべていく。
    曖昧で褒め言葉としてはどうなのかというような表現をならべながらも、その言葉の狭間にいかにミリー・ヴァーノンと水羊羹の両方に、とても不思議な魅力を持ちあわせている点が浮き上がってきます。これぞ向田流だと実感。

    さて、このエッセイ。とどめの一言がこんな調子なのです。

    -----------------

    水羊羹と羊羹の区別がつかない男の子には、水羊羹を食べさせてはいけません。
    そういう野郎には、パチンコ屋の景品棚にならんでいる、
    外箱だけは大きいけど、ボール紙で着ぶくれて、中身は細くて小さいいやにテカテカ光った、
    安ものの羊羹をあてがって置けばいいのです。

    (『眠る盃』「水羊羹」(講談社文庫より)

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    水羊羹をミリー・ヴァーノンを置き換えてみると、まさにミリー・ヴァーノンの魅力は大人の世界、と断言しているようにも思えます。ミリーの歌声の魅力がわからない男子は、大量生産され乱売されている名ばかりのアーティストのレコードを聴いていればいい。そんな彼女の声が聞こえてきます。

    ・・・という訳で、向田邦子ファンのあなたもこの機会にぜひぜひ
    ミリー・ヴァーノン「イントロデューシング」をお手にとってみませんか?
    より向田ワールドが体現できるかもしれません。


    そして聴きながらのデザートはもちろん、水羊羹、ということで・・・・・・。
     


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