【LP盤WEB限定特別価格】Resonanceよりグラント・グリーンの完全未発表ライヴ音源2タイトルリリース決定!!

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2018.07.20

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グラント・グリーンの本当に表現したかった演奏
完全未発表ライヴ音源がResonanceよりリリース決定!!

GRANT GREEN / グラント・グリーン / Slick!- Live at Oil Can Harry's(2LP/180g)

75年バンクーバー,
後期グラント・グリーンの評価を一変させる圧巻のライヴ31分に及ぶ激熱ソウル, R&Bメドレ-
エレピを弾くのはカリーム・リギンズの父上!!

★ギター・ヒーロー、グラント・グリーン、1975年9月のカナダ、バンクーヴァーでの完全未発表ライヴ録音!

★ブルージーなギターで60年代にブルーノートから数々の人気作品を放ったグリーンは、60年代の後半より、ファンクな演奏にシフト。時としてポップな演奏に、ジャズ・ファンは決して高い評 価を与えなかったというのも事実ですが、本作と共に同時リリースされる作品『ファンク・イン・フランス』を聴けば、グリーンが、その時期に如何に自分の新たなる道を見極めていたかが明らかになります。

★それから5年あまり。本作は、後期のグラント・グリーンの真価を明かす一作といえます。

★オープニングは、ジャズ・ギターのルーツを垣間見せるようなチャーリー・パーカーのナンバーからスタート。続く、カルロス・ジョ ビンの“ハウ・インセンシティヴ”は 、『ファンク・イン・フランス』でも聴かれるナンバー。しかし、間違いなく、演奏は5年後のもの。グルーヴするリズムに、エレピと共に刻まれるカッティングと、ギター・ソロは、よりファンクな演奏にシフト!特に、20~21 分すぎたあたりからの演奏はR&Bの鼓動を感じさせます。

★しかし、なにより聴きものは、31分に及ぶ、ソウル・ メドレー!!スタンリー・クラークの“ヴァルカン・プリンセス”、オハイオ・プレイヤーズの“スキン・タイト”、ボビー・ウーマックのソウル・クラシックス“ウーマンズ・ガッタ・ハヴ・イット”、スティーヴィー・ワンダーの“ブギー・オン・レゲエ・ウーマン”、そしてオージェイズの”フォー・ザ・ラヴ・オブ・マネー” ・ ・ ・これらのR&B名曲を怒涛の勢いでソウルフル&ダンサブル(時々メロウ・・) に演奏するバンドの演奏は正に圧巻!!しびれます・・・!

★ちなみに、本ライヴ音源は、現在知られるグラント・グリーンの最後のライヴ録音として非常に貴重。というのも、日本はもとより、世界全般においても、今までリリースされてきた後期のグラント・グリーン作品は、ややもすればイージーといわれることもあったのですが、ライヴでの演奏は、同時代のスタジオ作品とは全く違っていたことがここで証明されるのです。ライヴ作としては、72年の『ライヴ・アット・ザ・ライト・ハウス』から3年後になるわけですが、このメドレーの熱さといったら、別格!!ベースが創りだすウネリ、キーボードが刻むバッキングに絡みついて応酬するグラント・グリーン!!60 年代後半から切り拓いた道が一本の筋となって展開されていく様に、溜飲が下がる感もあります。

★ちなみに、エレピを弾くのは、現代のヒップホップのシーンにおける最重要人物の一人であるカリーム・リギンズの父上であるエマニュエル・リギンズ!現代シーンへの遺伝子のつながりも興味をそそってやみません。

★当時のグリーンはレコード会社と専属契約がなく、作品の発表に関しては、プロデューサーたちの意向に沿っていたものの、ソウル / ファンク /R&B をキーに新しいリスナーと音楽共有を構想し、ライヴでは本音の表現をしていたという事実!21 世紀の 今まで、誰もきいたことが なかったグラント・グリーンの本当に表現したかった演奏が初めて明らかになります。





GRANT GREEN / グラント・グリーン / Funk in France: From Paris to Antibes (1969 -1970)(3LP)
 

69年パリ、70年アンティーブ
王道ジャズからファンクの道に進む軌跡を明らかにする重要音源!
Souliveもコピーしたという“Up Shot"2versionを含む後世にも大きな影響を与えたグリーンの重要ライヴ!!

★ 話題のResonanceより、大人気ギタリスト、グラント・グリーンのまたまた決定的な未発表音源の登場!

★ 本作では 、1969年10月26日のパリORTF(フランス放送協会)のスタジオでの録音と、1970年6月18日、20日の南仏アンティーブ・ジャズ・フェスティヴァルの音源をカップリングして収録 。テープの元はINA(フランス国立視聴覚研究所)のもので、アンティーブの録音も、とてもライヴとは思えない音質に驚きますが、さらに驚くべきは、やはり、この演奏でしょ う 。

★69年、70年という時代は、グラント・グリーンが、新しい方向性を目指し、王道のジャズ・ギターからファンクの道へ進んでいた時期。日本では特に“ジャズのグラント・グリーンのファン”と“ ファンク、レア・グルーヴのグラント・グリーンを好むファン”とわかれる傾向がありますが、本作には、この時期のグラント・グリーンの2つの顔があり、未来に向かっていかに新しい表現を切り 拓いていたかを、ヴィヴィッドに記録しているのです。

☆69年のパリ録音では、オープニングからジェームス・ブラウンのヘヴィ・ファンクな演奏が飛び出す一方、ロリンズの“オレオ”“ソニームーン・フォー・トゥ”あり、M4のようなブルーズあり、ここでは、シングル・トーンを中心にホーン・ライクな演奏を見せるグラント・グリーンの姿や、レイドバックした演奏を見せる姿があります。また、バーニー・ケッセルが参加してのギターの演奏は シャンソン歌手、シャルル・トレネの曲を演奏するなど、フランスでの演奏らしく、また、ポップなナンバーも得意としたこの時期らしいグラント・グリーンのリラックスした演奏がなんとも魅力的 です。

☆それに対して、70年のアンティーブ・ジャズ・フェスの音源は、パリの演奏から一年足らずとは思えない“ ファンク色の濃厚な演奏”。
しかも、7月18日、20日の演奏の中から、名曲“アップショット”は2ヴァージョンを収録!!この曲は、69年にブルーノートからリリースされた作品『Carryin'On』に収録されていた楽曲で、90 年代のムーヴメントJam Bandブームも巻き起こしたSouliveもコピーして夢中になって演奏したという、グラント・グリーンのファンク・クラシック。このライヴ・ヴァージョンを掘り起こしたという こともニュースなら、異なる2ヴァージョンを収録するというのは、<< 如何にも R e s o n a n c e!>> らしい粋な構成!ジャズにまつわるライヴ演奏が、その日の構想、状況、ムードなどによ って変わるなどあまりにも当たり前のことですが、この変革の時代のグラント・グリーンのこの曲を2ヴァージョンで聴けるのは、あまりにもうれしいもの。『Carryin'on』にも参加していたクラレ ンス・パルマーのオルガンと、クロード・バルティーのテナーと、正に超重量級のファンク全開の演奏に、興奮しないファンはいないでしょう。また、ラストの“Hi-Heel Sneakers”では、グラント・ グリーンのソロが炸裂しまくり。マシンガンのように音を連打するこの演奏、一言、熱い!です。

★このアンティーブからわずか1ヶ月に満たず、  グラント・グリーンはその当時初のライヴ作『Alive!』をリリース。“SookySooky”は、のちにUS3がサンプリングし、90年代の一大レア・グルーヴ・ブームを巻き起こしたことでも有名ですが、本作の演奏こそ、その直前の生々しいグリーンの表現であるのです。

★Resonanceらしく、解説も超豪華。マイケル・カスクーナ、当時を知るINAのスタッフに加え、Souliveのギタリスト、エリック・クラズノー、そして、あのドクター・ロニー・スミスもインタビューに答えるという感涙ものの構成になっています!!