気鋭の音楽家&音楽評論家・大谷能生の最新刊「平岡正明論」が発売

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  • 2018.05.30

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    戦後最大レベルの知のモンスターに
    大谷能生が正面から斬り込む1冊!!!


    ※BOOK

    今こそ、我々には平岡正明が必要だ!
    『ジャズより他に神はなし』『ジャズ宣言』『チャーリー・パーカーの芸術』などのジャズ評論で知られるほか、政治 思想、第三世界革命、犯罪、水滸伝、中国人俘虜問題、歌謡曲、映画、極真空手、河内音頭、大道芸、浪曲、新内、落語 ......と数多くのテーマに空前絶後のスケールで取り組んだ批評家・平岡正明。その巨大な存在に正面から挑み、 2018年においても現役で有効なその思想の全貌を明らかにした一冊!

    (新刊案内より)
     
    あの大谷能生が知のモンスターに堂々斬りこむ!!
    菊地成孔との共著として『東京大学のアルバート・アイ ラー』『憂鬱と官能を教えた学校』『M/D マイルス・デュー イ・デイヴィスIII世研究』や単著として『貧しい音楽』『植草甚一の勉強』『ジャズと自由は手をとって(地獄に) 行く』など多数の著書を持つ批評家・大谷能生。同時に数々のバンドやセッション、演劇の劇伴などミュージシャンとしても活動。近年は俳優としても様々な舞台に立っている。

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    1941年生まれで2009年に惜しくも68歳で亡くなった、批評家の平岡正明。しかし、彼を語ろうとして様々な言葉を探しますが、なかなか適切な言葉が見当たりません。

    1964年、『韃靼人宣言』(現代思潮社)で評論家デビューし、編集者としても活躍。そして1967年の『ジャズ宣言』(イザラ書房)からジャズ評論にも関わっていきますが、その後、女性雑誌のアンカーマン、澁澤龍彦の後任者としての活動、そして新左翼系文化のカリスマとして骨太の存在感を輝かせながらも、1970年代中盤には文学・文芸の評論へと集中させていきます。
    論評対象は、筒井康隆、五木寛之、山田風太郎、山口百恵、河内音頭、三波春夫、大山倍達など当時のメインストリーム・カルチャーからサブ・カルチャー的存在の人物まで容赦なく斬り込んでいきます。特に「山口百恵は菩薩である」といった、当時の流行語にもなったエッジの効いたフレーズを使い話題になりました。ジャズや政治のほかに映画、歌謡曲、空手、浪曲、大道芸、落語・・・と、果てしない視点の広さにただただ、驚かされます。

    ジャズに関しての著書は数多く、「ジャズ・フィーリング」、「戦後日本ジャズ史」、「ジャズ的」、「マイルス・デヴィスの芸術」、「チャーリー・パーカーの芸術 Music of Bird」、「ウイ・ウォント・マイルス」、「日本ジャズ者伝説」などなど、ジャズを単なる音楽的見地で評論するだけでなく、歴史の流れをくみとった上で、文学的、社会学的に明確な文章で分析していく姿勢に、多くのファンを生み出したのではないかと考えられます。まさに現在の言葉で言うところの「カルチュラル・スタディーズ」、つまり多分野を横断するように知識を共有していく研究。それをいちはやく自身の中に取り入れた批評家こそが、平岡正明といえるでしょう。

    そんなモンスター的才人を、独自の斬れ味を持つ知識の刀を持って切り込み番長的試みを行ったのが、ミュージシャン&音楽評論家の大谷能生!!
    現代日本の新鋭ジャズ界総番長的存在、菊地成孔との共著ですでにおなじみで、まさに現代日本のジャズをエッジの効いた言葉でまとめられる稀有な存在であり、またミュージシャンとしても活躍しています。
    同じ種類の刃を持つ同志、惹きつけられるように平岡の仕事を分析していく大谷の熱き思いがこの一冊に込められています。「生涯と全活動を追う」「120冊以上の著書から厳選した著作案内三十六冊」「すぐに使えるパンチライン マチャアキズム・テーゼ三十六発」といった三部構成によって展開されており、すでに平岡正明の大ファンのかただけでなく、これから平岡正明を知りたい、批評家を目指したいといった若い世代の方々にも、楽しめる仕掛けが込められています。

    ジャズを音楽論だけで終わらず、文学的に融合させた作家の中上健次と同様、社会的、芸術的に融合させた人だと改めて考えさせられます。

    2018年今だからこそ、平岡正明的思考が必要。
    大谷能生の鋭い叫びが詰まっている一冊です!!


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