2018.12.10
今なお前人未到ともいえる革新的なアーティスト、エリック・ドルフィー
ミンガスとの欧州楽旅出発前、ドルフィーが友人に託した7時間半もの音源を発掘/ 作品化
『Out to Lunch』の前哨戦的意味付けもある63年の演奏の数々
『Out to Lunch』の6日後の15 分に及ぶ超貴重音源を含む衝撃のリリース!!
■ 完全未発表音源を多数収録した63年ドルフィーの正にベスト・オブ・ベスト!!100頁ものブックレット付
■ オリジナルLP等で発表された音源も、今回の作品ではエリック・ドルフィー自身が所蔵していた別テープを使用し、マスタリングして作品化!
★ジャズ史において、もっとも革新的な演奏家の一人としてその名を刻むマルチ・リード奏者、エリック・ドルフィー。2013年の『ミューゼス』以来、またワールド・ワイドな発表としては1999年にリリースされた『イリノイ・コンサート』以来、19年ぶりの未発表音源が、Resonanceから登場します!
★本音源は、1964年に、チャールズ・ミンガスとの演奏のために、エリック・ドルフィーがヨーロッパに発つ前に、親しい友人夫妻(Hale and Juanita Smith) に託して行ったスーツケースの中に収蔵されていたもの。ドルフィーがベルリンで客死してしまったため、のちにスーツケースを開いたところ、実に7時間半にも及ぶ音源のテープを発見。そのテープは80年代にジェームズ・ニュートンの手に渡り、一部の音源が、異色の未発表音楽集『Other Aspects』としてブルーノートでリリースされましたが、本作はその音源の中の推測5,6時間あったとされる63年のアラン・ダグラスのセッションを中心に作品化しています。
★アラン・ダグラスがプロデュースしたドルフィー1963年7月のレコーディングは、まずFM Records から『Conversations』という名のアルバムで4曲がリリースされ、後にダグラス自身のレーベルDouglas から『Iron Man』というタイトルの5曲入りアルバムもリリース。それらは、ジャズ史上の永遠の名作『Out to Lunch』(64年2月25日録音) とスタイル的に共通項も多く、歴史的に前哨戦的な意味も持つと言われている貴重音源。つまり、未発表を加えたこのリリースは、63年時点のドルフィーを語るものであるのはもちろんのこと、名作『Out to Lunch』制作の秘密を解き明かす意味を持っているといっても過言ではありません。
★作品を手がけたゼヴ・フェルドマンによれば、7時間半の記録は二つとして同じものがなく、テンポやフレーズなど、全てが違い、エリック・ドルフィーの入念な試みが見られたとのこと。今回は、その全てを、ジェームズ・ニュートンとともに聴きこみ、究極のテイクを選んだ末のセレクションといいます。
★今なお、前人未踏ともいえるほどの自由な音楽を聴かせると共に、緻密さも持っていたエリック・ドルフィー。『Out to Lunch』において、ドルフィーは綿密な構想を描き、リハーサルを重ねて、スタジオに入ったとも語られていますが、この新たな発見からは、究極の表現を追究する姿が生々しく蘇ります。ウディ・ショウやプリンス・ラシャ、ソニー・シモンズなどの加わった管のアンサンブルと、ボビー・ハッチャーソンの鋭角的なヴィブラフォンの響きに、縦横無尽で、軽やかに跳躍するように大きな振り幅をもって繰り出されるドルフィーのソロ、また、他各人のソロも聴きものです。加えてリチャード・デイヴィスとのデュオもたっぷり収録。2人の親密かつディープな会話があります。
★また、Disc2のラストには、『Other Aspects』収録の「Jim Crow : A Personal Statement」の未発表別テイクも特別収録。本音源は、アラン・ダグラスのセッションとは関係がないものですが、同じスーツケースに入っていた貴重音源としてボーナス・トラックとして収録。音源は正しくは64年3月に録音されたと判明。つまり、『Out to Lunch』の直後の録音。このテイクには時代に先行したシリアスな前衛的音楽が展開されています。
★どこまでも自由で創造的であったドルフィーの音楽的探求の歴史が明らかになる歴史的復刻。Resonance も最重要の作品ととらえ、今回も24本の文章、未発表写真なども収めた豪華パッケージで登場します。
メンバー:
Eric Dolphy(as, fl, b-cl), William “Prince” Lasha(fl),
Huey “Sonny” Simmons(as), Clifford Jordan(ss), Woody Shaw(tp),
Garvin Bushell(bassoon), Bobby Hutcherson(vib), Richard Davis(b),
Eddie Kahn(b), J.C. Moses(ds), Charles Moffett(ds)
Recorded on July 1 & 3, 1963 at Music Maker’s Studios in New York City.
*Bonus Track: “A Personal Statement” is a
Bob James composition that was recorded at WUOM studios in Ann Arbor,
MI on March 2, 1964 with Eric Dolphy (alto saxophone, bass clarinet, flute),
Bob James (piano), Ron Brooks (bass), Robert Pozar (percussion) and
David Schwartz (vocals).
†完全未発表 ‡999枚限定作品『MUSES』収録
▼▼▼実物写真を特別公開▼▼▼
11/23開催Record Store Day Black Friday 2018 ジャズ・リリースの目玉のレコード盤とCD盤を並べてみました。
限定盤となるレコードの迫力たるやさすがRESONANCE RECORDSです。
ジャケットを見開いた図になります。
CDとレコードで見開いたデザインが異なるコレクション心をくすぐる仕様。
あまりにも大きいのでレコードの横幅を測ったところはなんと95cm!!約1mの見開きジャケットは圧巻の迫力です。
付属されるインサートも並べてみました。左がレコード版、右がCD版になります。
掲載される貴重な写真もレコード版サイズだと迫力が違います。
CD盤の表ジャケットと裏ジャケットになります。
ジャケットは見開き仕様で写真やクレジットを掲載しております。
未発表音源と同時に注目なのが同封されるブックレットです。
見てくださいこの厚みを!
CD盤に付属されるブックレットのページ数はなんと96ページにもおよび、Resonanceの本作にかける熱意が伝わってきます。
中には、Jean-Pierre LeloirやFrancis Wolffなど錚々たる顔ぶれの写真や手紙などの貴重な資料がたっぷりと収録されており、眺めているだけでも十分楽しめる濃密な1冊に仕上がっています。
テキストだけでなく本作に参加したRichard DavisやHan Bennink、Nicole Mitchell、Henry Threadgill、Oliver Lakeなどミュージシャンのインタビューも掲載されており、国内盤にはこちらのブックレットの翻訳も付属。
日本語でブックレット内容を読みたい方は国内盤CDをオススメさせて頂きます。
是非大注目の音源と共に、理解を深めるという意味合いにおいてもこちらのブックレットは見逃せません!
『Out to Lunch』の6日後の15 分に及ぶ超貴重音源を含む衝撃のリリース!!
2018年12月08日 / CD / JPN
5,082円(税込)
Musical Prophet: The Expanded 1963 New York Studio Sessions
『Out to Lunch』の6日後の15 分に及ぶ超貴重音源を含む衝撃のリリース!!
2018年12月07日 / CD / IMPORT
カートに商品が追加されました。
Musical Prophet: The Expanded 1963 New York Studio Sessions(3LP)
奇跡の最終入荷!レーベル廃盤のため新品で購入できるラストチャンスです!
2018年11月23日 / LP(レコード) / IMPORT
12,650円(税込)
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