ハンガリー・ブダペストの実験音楽シーン重要人物Tibor Szemzoの作品が一挙入荷

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2018.10.25

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Szemzo

ハンガリー・ブダペストの実験音楽シーン重要人物Tibor Szemzo。
テキストを読み上げるスポークンワードとミニマルでクラシカルなアンサンブルが織り成す独特の音世界は聴く者の心象風景や記憶を呼び覚ますかのような静かな感動を与えてくれます。


TIBOR SZEMZO / South Of No North

本作は英国の名門インディペンデント・レーベルLeo Recordsから2003年リリース、ハンガリーの映画監督Ferenc Moldovanyiのサウンドトラックを基に制作させた作品。
オルガンのドローンにコーラスが挿入され教会を思わせる静かな楽曲"South Of No North"で幕を開け、自動演奏楽器が人知れず音を出しているかのような"Beuys"、丸みのある管楽器やシンセに心地よいディレイ使いが耳をひく"17"など10曲収録。
Tibor Szemzoの濃密な音世界が楽しめるので最初の1枚としてもおすすめ。

TIBOR SZEMZO / Relative Things - Selected Soundscapes 1994 - 1997

本作は英国の名門インディペンデント・レーベルLeo Recordsから1998年にリリースした作品。
揺蕩う弦楽器の響きにコーラス、柔らかな管楽器使いがTibor Szemzo節全開の楽曲"Blow #2"で始まり、1994年から1997年に作曲された12曲を収録。
「Selected Soundscapes」というタイトルからもわかるように全体的なトーンな似ていながらも全曲6分前後の聴きやすい楽曲が並んでいるため、Tibor Szemzo世界観を味わってみたい方にもおすすめの1作。

TIBOR SZEMZO / Danube Exodus

本作は英国の名門インディペンデント・レーベルLeo Recordsから2002年にリリースした作品。
音響を意識した室内楽アンサンブルにオペラのような歌唱がときおり挿入される冒頭"Löél Simurim"やマリンバやピアノ、弦楽器が静かに風景を描写する"Ceskoslovensko"、ベースのハーモニクスや素朴なメロディを吹く管楽器が心地よい"Zombient"などミニマルで静かに聴き入れる楽曲が多数。
インサートにもジャケットに近い古いフィルムから現像されたような一般市民の写真が掲載され、Tibor Szemzoの世界観が色濃く表れた1作。

TIBOR SZEMZO / Other Shore - Various Compositions 1992 - 97

本作は英国の名門インディペンデント・レーベルLeo Recordsから1999年にリリースした作品。
ゆっくりとしたパッセージで揺蕩う響きを奏でる弦楽器にお経や説法が挿入させる(もちろん日本語です!)"The Other Shore"、美しい響きを奏でる4重奏にタブラも参加しTibor Szemzo史上最も静かで瞑想的とも言える楽曲"Gull"など1992年~1997年の間に作曲された長尺曲3曲約60分収録。
じっくりとTibor Szemzoの世界に浸りたい方へ!

film 'The Other Shore' by Tibor Szemzo" 


TIBOR SZEMZO / Conscience

本作は英国の名門インディペンデント・レーベルLeo Recordsから1993年にリリースした作品。
スポークンワードとミニマルでクラシカルなアンサンブルがゆっくりと高みへと誘う大傑作"Skullbase Fracture"、ミニマル室内楽に骨太なビートが加わる"Optimistic Lecture"、子供の気怠いスポークンワードに弦楽器によるドローンとパーカッションが鳴る音響絵巻"The Sex Appeal Of Death"と1981年、84年、88年に作曲された3曲を収録。

TIBOR SZEMZO / Invisible Story

本作は英国の名門インディペンデント・レーベルLeo Recordsから2000年にリリースした作品。
スポークン・ワードとアンサンブルで独自の音場を生む"Syrius B"、素朴な風景が浮かぶ"Mysterium"、オルガンにチャカポコとした不思議な響きが心地よい"The Crowd"など全7曲収録。
全体的にモダンな響きが楽しめる良作。自主リリースでカセットも当時出ていたようです。