<月刊>スタッフ推薦盤 2018 Mar.

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2018.03.30

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GILDAS SCOUARNEC
Live at Radio France(2CD)

GILDAS SCOUARNEC / Live at Radio France(2CD)

トランプのギルダス”という別名で知られるベース奏者、ギルダス・スクアーネックの未発表録音盤。
バルネ・ウィランとの共演で名を挙げたアラン・ジャン・マリー、元アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズのジャン・トゥーサン、ピーター・キングなど豪華メンバーを迎えて極上のハード・バップを披露しています。
(JazzTOKYO 和田)



DUMBO STATION
Tirana Cafe

DUMBO STATION / Tirana Cafe

昨今のジャズシーンでニューチャプタージャズやフュージョンがアツい中、イタリアから最高にカッコイイグループを発見。
かつてのスナーキー・パピーよりもソリッドな、マルティリよりもお洒落で爽やかな印象を受けます。
イタリアン・ニューチャプタージャズとも言えるこのバンド、今後の活躍が楽しみです。
(JazzTOKYO 関口)



AMANDA GINSBURG アマンダ・ギンズバーグ
Jag Har Funderat Pa En Sak

AMANDA GINSBURG / アマンダ・ギンズバーグ / Jag Har Funderat Pa En Sak

可憐、かつ聴衆の心を優しく抱擁するかのようなスウェーデンの新星ヴォーカリスト、アマンダ・ギンズバーグが初フル・アルバムを発表!
全11曲中7曲が、作詞・作曲も自分自身で行った完全なオリジナルで、彼女の才能の豊かさに驚かされます。
アマンダの、吐息さえも耳に心地よい独特の甘さと趣のある声質に加え、北欧というバックボーンが聴き手の想像力をかきたてます。カナダのヴォーカリスト、ダイアナ・パントンがお好きな方にもお薦めの逸品。
(JazzTOKYO 丸山)



KARIM MAURICE / SID AHMED BELKSIER / KAMAL MAZOUNI & BRICE BERRERD
KOUM TARA

KARIM MAURICE / SID AHMED BELKSIER / KAMAL MAZOUNI & BRICE BERRERD / KOUM TARA

■人種と文化の坩堝フランスからトリッピーな「新世代アラブ・ジャズ」が登場です!
■仏の大御所ジャズ・ロックバンド LEBOCAL にも参加したことでも有名なフランスのリヨンで活動する天才音楽家 KARIM MAURICE が率いるカルテットの2017年デビュー作。
その内容はと言いますと、アルジェリアの歌手Sid Ahmed Belksierのレパートリーをベースにヨーロッパの弦楽四重奏、モダン・ジャズ、インプロビゼーション、エレクトロ・ミュージック、現代音楽などそれぞれのスタイルとジャンルを融合した、スタイリッシュで魅惑的な新世代アラブ・ジャズ。
Sid Ahmed Belksierの歌声が異国情緒満点で、マグレブの鼓動がびっしびし伝わってきます。
World色とJazz色のバランスが非常に良いので、World音楽好きはもちろんジャズ・ファンにもおすすめの1枚です。
(JazzTOKYO 中村)



BILL FRISELL ビル・フリゼール
Music IS

BILL FRISELL / ビル・フリゼール / Music IS

真のアメリカンミュージックを志向する真面目で誠実なギタリスト、ビル・フリゼールの18年ぶりのソロ作品。
ブルージー&フォーキー。そしてセンチでドリーミー。おまけにピッキングの多層性とオーバーダブの掛け算が宇宙的。
これは紛れもなく進化した2018年のフリゼール。まだフリゼールの網に掛かっていない方は是非本作で捕まりに行ってください。
(新宿ジャズ館 有馬)


WYNTON MARSALIS ウィントン・マルサリス
United We Swing

WYNTON MARSALIS / ウィントン・マルサリス / United We Swing

ウィントン・マルサリスの7tet、2003年から2007年までのライブ音源集なのですが、まずフューチャリングで参加しているヴォーカリストを見て、「あ~私買うな、これ(笑)」と一瞬で思わせるラインナップ。
ディラン、レイ・チャールズ、クラプトン、ウィリー・ネルソン、ジェームス・テイラー、レニクラ…何とも古き良き…いや良すぎるレジェンド揃い。そしてジョン・メイヤー、ジョン・レジェンド、スーザン・テデスキなど現代音楽シーンをを牽引するアーティストも参加した豪華なラインナップ。
ジャズ~ソウル・ブルース~ロックやカントリー好きまで広く愛されるアルバムになることは間違いありません。最後のマルサリス本人の歌唱にも注目です!
(新宿ジャズ館 堀)



EMMA FRANK エマ・フランク
Ocean Av(CD-R)

EMMA FRANK / エマ・フランク / Ocean Av(CD-R)

アーロン・パークス、ジム・ブラック、サイモン・ミラードなど良~いミュージシャンと録音したボーカリスト、エマ・フランクのリーダー作品。
ジャケットのメランコリックで淡いトーンとマッチしたどこか気の利いた映画のサントラのような楽曲・・・聴いていて良い意味で気分が上がることも下がることもないこの平熱感がたまらないです。
ノラ・ジョーンズが好きな方はもちろん、ヴァシュティ・バニヤンなどのフォークや、はたまたヨ・ラ・テンゴのサントラ作品が好きな方にもこの感じはビビッとくるかと。
(営業部 三橋)