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一年の半分以上を電波も届かない長野の山奥で暮らす山男、伊藤圭率いる4人組フォーキーオルタナティブロックバンド「ヒーターズ」が新作アルバム『ブルー』をリリース!
伊藤圭は、山での生活に身を捧げるために10年以上ストップしていた音楽活動を、2014年より再開。「これまで自分が聴いてきた音楽と向き合う」という強い想いをもとに、二年ほどかけて全11曲を制作。松本の街で出会った三人の音楽家とともに、彼の仕事場の木工場に籠もり、2016年末~2017年初頭に、一冬かけて『ブルー』をセルフ録音しました。
全編を象徴的に覆うのは、切り立った岩肌のようなトーンのディストーションギター 。スティーブ・アルビニサウンドへ恋い焦がれた彼が行き着いたのは、アンプとギターのセルフメイドでした。 山小屋生活で養われたモノづくりの精神をもとに、自分の理想とする歪みを遂に彼は自分の手によって生み出しました。 この荒々しく過剰な歪みは、心の沈殿物を引き剥がし、悲しみを冗談で蹴飛ばすかのような爽快さに溢れています。
エリオット・スミスのサッドネス、ニール・ヤングの嗚咽ギター、パステルズのナイーブな危うい愛らしさ、ルナの滲むような陶酔感… 群青の空の下、愛する音楽の妖精たちを呼び集め、鎮魂の儀式を行った記録作品『ブルー』。彼を取り囲む容赦のない自然界の風景と、山頂から眺めた街場の混沌が、シリアス/ユーモラスの境界線上で目眩のように交錯する傑作!
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ヒーターズの音楽は、どこまでも痛々しく、蓋をあけてはいけないようにこんがらがっているのに、どこか内省的という言葉とは距離を取り、不思議と"大きなもの"に包まれるような感覚を生じさせる。何かを模倣するでもなく、自分の中に沈殿したものを深く掘り下げていくと、こんなにも自然に聴いたことのないバランスの音楽が生まれる。DIY精神という言葉を都合のいいマジックワードとして日々何気なく使ってしまうけれど、ケイさんの姿勢に触れると、その意味を反芻したくなる。
(Give me little more./TANGINGUGUN 新美正城)
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ヒーターズ