1,650円(税込)
※5,000円(税込)以上買うと送料無料!新品でも中古品でもOK!
仙台の至宝「yumbo」の澁谷浩次による、鈴木卓爾監督の2018年公開のSF映画『ゾンからのメッセージ』のO.S.T.集。
仙台の至宝バンドyumboの澁谷浩次の手による、鈴木卓爾監督の2018年公開のSF映画『ゾンからのメッセージ』の音楽集。聴くだけであなたの意識の隙間を拡張していく時間が、ここに存(ゾン)する。」
「メジャーなフィールドで青春映画のヒット作を多数手がけ、2018年の夏にも『青夏 君に恋した30日』の公開が記憶に新しい古澤健監督と、奇想天外さとリアルさが同居した作風で映画の可能性を21世紀に更新し続ける鈴木卓爾監督がタッグを組んだSF映画『ゾンからのメッセージ』(2018年夏公開)。謎の現象「ゾン」に囲まれて20年が経過した夢問町の人々の暮しと冒険を描いた本作品の音楽を、仙台の至宝バンドyumboを率いる澁谷浩次が手がけている。
本作は、澁谷が大の映画好きである事を知らずに、兼ねてから「yumbo」を愛し、その響きを自身の映画作品の音の隙間に招き入れる事を夢みていた鈴木卓爾(「私は猫ストーカー」音楽:蓮実重臣 、「ゲゲゲの女房」音楽:鈴木慶一)による熱烈なラブコールによって実現した。
澁谷浩次による映画の劇中音楽は、他に越川道夫監督の『アレノ』『二十六夜待ち』も知られるが、公開時期の関係で発表が前後しているものの、この『ゾンからのメッセージ』のサウンドトラックは澁谷が手がけた初の映画音楽でもある。
空気中に自由に音を奏でるインプロビゼーションの手法がとられフリージャズのようなセッションで生まれた楽曲(4、8、9)や、澁谷のピアノと瀬戸のフルートによって素直で郷愁的なエモーションが不意に顔を覗かせる楽曲(6、7)、鈴木卓爾のたっての希望で取り入れられた、1947年の流行歌『花の街』(作詞:江間章子、作曲:團伊玖磨)の、高柳あゆ子による歌唱(10)などが、全体で一つの時間のような、隙間を拡張し限定された空間に自由を無限に広げる時間を作り上げる事に成功している。
心地よい集合と拡散のほどけ具合で、あなたの室内や耳を、優しく揺るがせて行くだろう。
映画音楽といえば、ドラマ展開に合わせた抑揚の組み上げでの音楽を想像しがちだが、『ゾンからのメッセージoriginal soundtrack』はむしろ、澁谷の映画への自由な印象と、『花の街』という楽曲を手がかりに、『ゾンからのメッセージ』の舞台となっている架空の町「夢問町(ゆめといちょう)」に、謎の現象「ゾン」と共に聴こえて来るかもしれない、有機的な音楽の調べを追い求めた結果に産まれた「音楽スケッチ」のような独立した楽曲集として楽しめる。
尚、yumboの高柳あゆ子が歌う「花の街」(作詞:江間章子、作曲:團伊玖磨)の他は全編インストゥルメンタルである。
本アルバムのマスタリングは、yumboやMaher Shalal Hash Bazのアルバムを手がけた庄司広光が、ジャケット画は、yumboのメンバーで画家の工藤夏海が、デザインは edge graphicsの劔持方人が手がけており、倉敷の古本屋・蟲文庫の音楽レーベルAndrias recordからの第一弾としてリリースされる。
(参加メンバー)
高柳あゆ子(yumbo):ヴォーカル、瀬戸晶子: フルート、須貝吏:アルト・サックス、工藤夏海(yumbo):フリューゲルホルン、フレンチ・ホルン、瀬川雄太:ギター、ドラム、澁谷浩次:ピアノ、フェンダー・ローズ
澁谷浩次